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2014年11月22日 (土)

憲法96条は改正すべき

憲法96条は改正すべき

朝日新聞 社説:(衆院選)安倍政治への審判―有権者から立てる問い
http://www.asahi.com/paper/editorial.html#Edit1

首相に返り咲いた直後の13年の通常国会で、安倍氏は「憲法を国民の手に取り戻す」と、改憲手続きを定めた96条の改正を唱えた。憲法改正案の発議に必要な議員の賛成を、3分の2以上から過半数に改めるという内容だ。

だが、憲法で権力を縛る立憲主義に反するとの理解が広まると、首相は96条改正にはほとんど触れなくなった。かわりに進めたのが、解釈改憲による集団的自衛権の行使容認である。

首相は今年7月、私的懇談会の報告からわずか1カ月半後、与党協議をへただけで行使容認の閣議決定に踏み切った。

憲法96条の3分の2以上の賛成が必要という制限は、既得権益を保護しすぎであると思っている。3分の1、最低では6分の1の勢力があれば、改憲を阻止どころか、国民の意見を聞くことすら阻止できるのだから。

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憲法96条は改正すべきだ。私は、片院の(両院ではない)3分の1程度の議員の要求で国民投票が出来るようにするべきだと思っている。

3分の2の賛成や過半数ではなく、なぜ少数で良いのか。それは国民投票があるからだ。国民の投票を信頼するなら、国会での勢力の多寡なんて大きな問題ではないからだ。

そして、なぜ少数でも国民投票をするべきなのか。それは少数派の意見であっても、国民投票を行い、国民の意志を問うことが出来るべきだからだ。

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あまりにハードルが低いと、乱発されて、費用もかかるし投票する側も疲れてしまう。その意味で適切なハードルの高さであればよく、なるべく低い方が良い。

できるかぎり少数派の意見も取り上げるべきだから。

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そして、両院ではなく片院でのみで出来るべきであるのは、そうでなければ、参議院・衆議院のどちらかにとって不利な(既得権益を傷つける)ような改正はできなくなってしまうから。

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書き換えられないもの、改正できないもの、バージョンアップできないものは解釈を変えることで何とかしようとする。

例えば「聖書」。聖書を書き換えることは出来ないから、言葉の解釈を変えたり、引用する場所を変えたりする。憲法も変えられなければ、解釈改憲でなんとかしようとする。安倍政権が行っているのは、まさにこの通りのことだ。もし、憲法96条の改正が出来ていたら、集団的自衛権についても憲法改正をしようという話になって、国民の意志を確認してから、集団的自衛権を行使することになっていたかもしれない。

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憲法96条が改正できなければ、憲法解釈は、どんどん通常の言葉の感覚からズレて神学的な解釈になり、国民にとって理解できないものになるだろう。

憲法96条は改正すべきだ

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