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2014年12月22日 (月)

政治は万能ではない

政治は万能ではない

西日本新聞 社説:エネルギー政策 民意とずれては進まない
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/syasetu/article/134977

政治や行政の役割とは何だろうか。民意に基づき、国民の意思を実現するための制度や政策を進めることが基本ではないか。だが、エネルギー政策は違うようだ。

2011年3月の東京電力福島第1原発事故で国民の意識は変わった。脱原発の流れが広がった。今も原発の再稼働に反対する声が強い。その中で経済産業省の原発回帰の姿勢が際立ってきている。

既成事実を積み上げ、国民に仕方ないと思わせ、従わせようという戦術か。だが、原発をめぐる国民の合意ができないままでは、かえって行政の停滞を招かないか。

国民主権の民主国家では民意が政治を動かす。民意は絶対的な力を持つ。しかし、それが無理な場合もある。経済的・物理的に無理なものは、政治がいくら決めてもどうにもならない。

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経済的なもの、例えば物価上昇に困っている国が国民の総意として価格統制を行ったとする。価格統制された物資は不足することになるだろう。外国からの輸入品なら買えなくなるし、国内生産であったとしても生産者の意欲を削いでしまう。結局、国民に物資は届かない。

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民意が脱原発を求めれば、脱原発になると考えるのは政治だけを考えれば正しい。しかし、経済や物理を考えると早急な脱原発は不可能だし、長期的に考えても経済的な負担が大きい。

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実際の担当者ではないが政治に興味のある人間、あるいは新聞の社説といったものは政治が万能であるかのように考えがちだ。しかし、政治は万能ではない。出来ないことは出来ないのだ。

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私も年をとって、ちょっとだけ会社内での地位も上がった。新人の時には上司や会社は万能の存在に見えた。自分の待遇や仕事上のことなどは上司や会社が決めたことで、彼等が決定は万能であるように思えた。しかし、ちょっとだけ会社内での地位も上がり会社の事が判ってくると、会社の出来ることや出来ないことが判ってきた。会社は万能ではない。出来ないことは出来ない。

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野党的な存在は、政治や政府を万能だとは思わない方が良い。その方が現実的な政策を考えることが出来るから。

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