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2014年12月17日 (水)

多文化主義は何と戦う

多文化主義は何と戦う

産経新聞:終わり見えないテロとの戦い 試される「多文化主義」
http://www.sankei.com/world/news/141216/wor1412160048-n1.html

シドニーで起きた人質事件はモニス容疑者の単独犯行とみられるが、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」によるテロの脅威は残ったままだ。終わりの見えないテロとの戦いが続くなかでイスラム教徒への排斥機運も懸念され、移民国家が国是に掲げる「多文化主義」が試されている。

多文化主義・多文化共生は、人間の本能に逆らうものだ。人間は群れを作る生き物で、群れを大切にする。例えば、「絆」を大切にすることに反対が少ない反対する人でも大きな声では言いにくいのは、その本能があるからだ。

では、群れの仲間とそうじゃないのを、どう区別するのだろうか。それは「文化」だ。家族や友人知人といった範囲を越えた人間を区別するには「文化」が目印になるのだ。多文化共生社会とは、群れがごちゃまぜになった状態ってことで、人間に動物的なレベルでストレスを与える。

多文化主義は人間の本能と戦っている、と私は思う。

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人間の本能を利用して多文化を進める方法がひとつある。それは、「文化」を上回る何かで群れを定義することだ。例えば、「国家」。愛国心を高めて、同じ国民同士なら文化の違いなんて問題にならないくいらいに、国民同士の結びつきを強くすること。あるいは、同じような効果もつシンボル(皇帝や思想・宗教といったもの)を使うこと。

しかし、それを「多文化」と言えるのかどうかは微妙なところだが。

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多文化主義は人間の本能と戦っている、短期的(数年~十数年)にはともかく、長期的(数十年以上)には成功しないだろう。

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