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2015年1月14日 (水)

寛容は非寛容に対してどうあるべきか

寛容は非寛容に対してどうあるべきか

イランラジオ:サウジアラビア宗教指導者、雪だるま作りを禁止
http://japanese.irib.ir/news/latest-news/item/51247-%E3%82%B5%E3%82%A6%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%93%E3%82%A2%E5%AE%97%E6%95%99%E6%8C%87%E5%B0%8E%E8%80%85%E3%80%81%E9%9B%AA%E3%81%A0%E3%82%8B%E3%81%BE%E4%BD%9C%E3%82%8A%E3%82%92%E7%A6%81%E6%AD%A2

サウジアラビアの宗教指導者、アルムナッジド師が、最新の教令の中で、雪だるま作りを禁止しました。

バーレーンの新聞アルワサトのニュースサイトによりますと、アルムナッジド師はサウジアラビア北部に雪が降ったことを受け、雪だるま作りはイスラム法に反すると表明しました。

アルムナッジド師はサウジアラビア北部の人々が降雪に喜び、雪だるまの写真をSNS上に公開していたことを受け、教令を出し、雪だるま作りや雪遊びを禁止しました。

この教令はSNS上で大きな批判に直面しています。

サウジアラビアのサウード政権の多くの宗教指導者は、このような非論理的な教令を出すことで悪評を受けています。

イランはサウジアラビアと対立していますので、サウジアラビアの宗教指導者を遠慮なく批判するでしょうけれど、「ウジアラビアのサウード政権の多くの宗教指導者」であることに注目しました(他の報道では発言者の立場について述べられていなかったので)。つまり、正体不明の新興宗教の指導者ではなくて、政府という公的な存在に認められた(社会的に認められた)宗教指導者が「雪だるま作りはイスラム法に反する」と発言する。

   *        *       *

寛容は非寛容に対して、どうあるべきか?という問いがあります。多くの場合、移民排斥という非寛容に対してどうあるべきかという問いですが、雪だるまさえ許せない非寛容に対してどうあるべきかとい問いにも答えなければなりません。そして、その答えは、移民排斥という非寛容への答えと矛盾を起こさないものでなければなりません。でなければ、思想的な態度でなく政治的な立場を表明したことになってしまいますから。

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コメント

いくさの中では、国際法においても報復と言う概念が認められており、相手の国の違反行為に対して同様の違反をする事が可能となっています。
要するに非寛容に対しては非寛容にならなければ、相手の非寛容によって自国が乱されると言う事ですな。

投稿: DUCE | 2015年1月15日 (木) 14時59分

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