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2015年1月12日 (月)

生活が出来て始めて問題になることなんじゃないかな?

生活が出来て始めて問題になることなんじゃないかな?

朝日新聞:原発・オスプレイ…深まらぬ論戦 佐賀県知事に山口氏
http://www.asahi.com/articles/ASH197L07H19TIPE02W.html?iref=comtop_6_02

ただ、山口氏は選挙戦で、政権が進める九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)の再稼働や佐賀空港への自衛隊オスプレイ配備についてほとんど触れなかった。樋渡氏も切り込まず、活発な論戦にならなかった。山口氏は11日夜、原発については「再稼働の方向で考えたいが、安全性を確認し、県民の意見をしっかり聞く」。オスプレイについては「まったく判断していない」などと述べるにとどめた。

原発再稼働やオスプレイ配備について積極的に触れたのは、九州大大学院教授の島谷幸宏氏(59)だった。ともに反対を明確に訴えて争点化を図った。島谷氏は11日夜、佐賀市内の事務所で記者団にこう語った。「県民の問題意識は確実にあると感じたが、残念ながら争点としては完全に埋もれてしまった」

記事のタイトルには「深まらぬ論戦」とありますが、山口氏と樋渡氏は農業政策、特に農協について争っています。彼らが原発やオスプレイについて語らなかったからといって、論戦が深まらなかったとは言えません。彼らが他の事を重視しているというだけですから。キツイ言い方をすれば、彼らにとっては原発もオスプレイもどうでもいいと言うことです。

そして、得票数は以下のとおり。

読売新聞:佐賀知事選、山口氏が初当選…自公推薦候補破る
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/20150111-OYT1T50107.html

◆佐賀知事選開票結果

182,795 山口 祥義 無新
  143,720 樋渡 啓祐 無新〈自〉〈公〉
  32,844 島谷 幸宏 無新
  6,951 飯盛 良隆 無新

原発もオスプレイも農業政策にはかないませんでした。原発とオスプレイを無視した2人は合計326,515票を得ているのに対して、原発やオスプレイを問題にした幸宏氏は32,844票。約10倍の差がついています。

  *        *        *

原発もオスプレイも大事ではないと言うつもりはありません。しかし、争った2人が原発もオスプレイも語らず、原発やオスプレイについて語った候補の10倍の票を得たことは無視できません。

佐賀県民にとっては、原発もオスプレイよりも大事なことがあるのです。

  *        *        *

原発もオスプレイも仕事があり生活が出来て始めて問題になることなんじゃないか。その部分で(≒生活と仕事についてのことで)きちんとしたことを語り安心感を与えることが出来なければ、原発やオスプレイについて訴えても、単なる理想論、机上の空論と思われていまうのではないか(キツイ言い方をすれば金持ちの娯楽、生活に不安のない人間の贅沢と思われている)。

反原発派は、足元を固めるというか、有権者が大事にしていることを、大事にすることが出来ていません(そして、皮肉な事に、それが出来るようになると、反原発でいられなくなる)。

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