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2015年1月17日 (土)

笑えない風刺は

笑えない風刺は

神奈川新聞 社説:表現者と受け手 風刺の価値を見失うな
http://www.kanaloco.jp/article/82843/cms_id/121298

風刺や揶揄、辛口の冗談といった表現は、生活に潤いや活力を与え、豊かにしている。ある種の毒を含んだ表現を楽しみ、際どいメッセージを寛容に受け入れられるのは懐の深い成熟した社会と言えよう。

しかし今、表現者に有形無形の圧力を加え、窮屈さを感じさせる事案が散見される。それだけに本質を射貫く表現者の責務と、風刺の価値をいま一度、確認したい。



フランスの現状はわが国には無縁だろうか。直近で気にかかる事例が相次いだ。年末のNHK紅白歌合戦で、サザンオールスターズのボーカル桑田佳祐さんが歌った「ピースとハイライト」が、インターネット上などで物議を醸した。〈都合のいい大義名分(で争いを仕掛けて〉〈裸の王様〉といった歌詞が、解釈改憲で集団的自衛権の行使容認を決めた安倍政権への批判と映り、一部の人たちが強い不快や嫌悪を表明した。

詞自体は抽象化されているが、日本と中国、韓国との関係悪化を改善し、互いの幸せを願おうという力強いメッセージが込められている。部分的な表現に目くじらを立てるのは、やや偏狭ではないだろうか。

風刺の価値は認めるし禁止する事にも反対するけれども、風刺に反発することを批判はできない。もちろんテロのような暴力的なものを伴ってはならないけれど、風刺したら風刺された側・風刺された側のシンパから反発されるのは当然ではないか。

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風刺も風刺を風刺したり批判することも、暴力でなく法の範囲内であれば、つまりデモや文章などであれば、表現の自由として許されることだし、裁判を起こすこともできる。それを「偏狭」などと非難していては、それこそ風刺の対象になってしまうだろう。

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笑えない風刺には、「おもしろくないですね」と言うのが正しい対応ではと思う。

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2015-01-18 06:05 修正:

 修正前:つまり裁判やデモや文章や絵言論の自由として許されることだ。
 修正後:つまりデモや文章などであれば、表現の自由として許されることだし、裁判を起こすこともできる。


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