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2015年2月14日 (土)

そうなのか?

そうなのか?

中日新聞 社説:残業代ゼロ法案 働くルールを壊すな
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2015021402000117.html

第一次安倍政権で導入を目指したが「過労死促進法」などと世論の批判で廃案となった「ホワイトカラー・エグゼンプション」の焼き直しである。働いた時間でなく成果によって賃金・報酬が決まるので、効率よい働き方につながり、労働生産性が向上、企業競争力も向上する-と首相は説明する。

いかにも短絡的だ。日本の労働者は著しく立場が弱いので、成果を求められれば際限なく働かざるを得なくなる。過労死が毎年百人を超え、国会は過労死等防止対策推進法を昨年制定したばかりなのに、明らかに逆行である。

「日本の労働者は著しく立場が弱いので」

ほんとうにそうのか?

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基本は自由な取引というか労働市場があるので、人手不足が起きれば労働者の立場は強くなる。不況になれば弱くなる。根っこのところに、需給があって、その上に様々な規制や文化(習慣)がある。法律で縛っても現実とかけ離れたものだったら、誰かが抜け道をみつけてみんなで通る。

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派遣や非正規が増え、時間ではなく成果で計るようになってきた。これは経営者にとってリスクだ。専門職の成果を専門知識のない経営者が計ることができるだろうか。また、労働者への待遇を間違えたら、一気に転職されてしまう。いまはアルバイトの一部でしか表面化していないが、いまの流れが進めば、多くのアルバイトで、また正社員として雇用したつもりの人々に逃げ出されるという事件も起きるようになるだろう。

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ハフィントンポスト:「残業代ゼロ法案」を解説した『ブラック法案によろしく』が話題
http://www.huffingtonpost.jp/2015/02/13/give-my-regards-to-evil-bill_n_6675960.html

公開した「ブラック企業被害対策弁護団」は、漫画で「ブラック企業は元々残業代を支払いません。残業代が無くなれば、今の違法状態が適法になるだけ」などと説明した。

もともと払ってない(もらってない)なら待遇は変わらないじゃんって思ってしまいましが、それはそれとして、ブラック企業潰しには労働力の需給改善(景気回復)で逃げ出す先を作ること、また、逃げ出せると知ってもらうことなんじゃないでしょうか。

もちろん、いまいま不当労働と戦っている方々の努力を否定するつもりはありませんけれど。

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