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2015年2月24日 (火)

危険な仕事と政治性

危険な仕事と政治性

神奈川新聞:時代の正体<67>「イスラム国」は問う  私たちは何をすべきか(4) 「空気を読め」こそテロ
http://www.kanaloco.jp/article/84594/cms_id/127850

過激派組織「イスラム国」による邦人人質事件の波紋が広がる。安倍政権はテロ対策強化を打ち出し、安全保障政策や憲法改正論議への影響は必至だ。片や政府の事件対応の検証は進まず、シリアで取材を計画していたフリーカメラマンが旅券返納を命じられ、渡航が阻止される事態も。漂う「自粛」の空気に戦場取材を担うジャーナリストからは危惧の声が上がる。都内で開かれたシンポジウムから発言を紹介する。



政府はどう危険だったのか、われわれに判断させようとしないようにしている。危ない、危ないとあおって政治的要求を通そうとする。これはテロの手法に他ならない。

いま、われわれに必要なのは、政府がしていることは妥当なのか、自分の頭で考え、判断すること。雰囲気や空気に流されないことだ。テロに屈しないというのはそういうことだ。

必要なのは、ジャーナリストが危険な場所に取材に行って殺されたり人質になっても国家や社会が悪影響を受けないような世論を作ることだ。つまり、今回のような事件があっても激昂したりしない。政府を責めたりしないし、逆に「ISIL(イスラム国)」のような集団、ましてやイスラム教徒に対する悪感情が強くなったりしないようにすることではないか。

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世の中には(残念なことだけれど)危険な仕事がある。戦場ジャーナリストもそういった仕事のひとつだ。問題なのは命がかかわると世論が激昂してしまうことだ。矛先が政府に向かうにせよ、殺した側に向かうにせよ。そういった感情的なものは判断を誤らせる。

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戦場・内戦中の場所、そういった場所の情報を知ることは私達に必要だ。戦場ジャーナリストは必要な存在であり、危険な仕事する人々であり尊敬に値する。

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けれども、政府が危険と言う場所に行くなら、せめて何が起きても政府を非難しないということ、それを求めるということとセットであってほしい。でなければ、政治的に利用される存在となってしまう。

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命が関わると世論は感情的になりやすい。戦争を起こしたい訳でなければ、こういったことにも配慮する必要があるのではないか。

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