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2015年3月 8日 (日)

一時的で終われば良いけど

一時的で終われば良いけど

西日本新聞:安保法制協議 「存立危機」広げすぎるな
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/syasetu/article/154231

衆院予算委員会で民主党議員は「ホルムズ海峡の機雷封鎖は、日本が武力攻撃を受けたのと同列には扱えないのでは」と質問した。これに対し安倍晋三首相は「石油がドンと遮断されるわけだから相当なパニックになる。ちゃんと備蓄があると説明しても一時的なパニックになると経験している」と答え、機雷掃海に意欲を示した。

石油の輸入ストップに伴う一時的なパニックまで「存立危機事態」と位置付けるのは、拡大解釈が過ぎはしないか。どんな事態が「存立危機」なのか、政府は明確な基準を示すべきだ。「日本の危機だ」と言えば何でも通る-などと思ってもらっては困る。

パニックや危機は終わってみなければ、一時的なものであるかどうか判らない。ホルムズ海峡が機雷封鎖されて石油が入ってこなくなったとする。これが一時的なものであると確実視できればパニックも収まるだろうし、自衛隊を出すこともないかもしれない。

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確実に一時的なものと判断できる場合は、どんな場合か。それは当事者同士で話がついている場合だ。たとえば停戦が成立し、あとは掃海するだけって場合ならスケジュールを見通せる。もっとも、そんな場合では武力行使が予定されないので、海上自衛隊が掃海活動をしても武力行使にはあたらない。集団的自衛権の問題は生じない。

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自衛権を行使しなければならない場合、武力行使が予想される場合、それは将来が正確には見通すことが出来ない場合だ。封鎖、石油の輸入ストップが一時的なものと判断できることが出来ない場合だ。

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「ホルムズ海峡の機雷封鎖」があったら、日本経済は混乱し(経済危機のときには弱者から死ぬので)餓死者が出るかもしれない。自衛隊を出したら自衛隊員に死者が出るかもしれない。あるいは自衛隊の行為によって相手側に死者が出るかもしれない。

出す出さないに関わらず、「命」が関わっている。縛ることではなく判断力を上げることが必要とされている。

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コメント

前に大河ドラマの「元禄繚乱」の中で、12月5日に予定されていた討ち入りが中止になった時に、浪士の中から脱落者が出ました。結果論からすれば後9日待てば良かった訳ですが、当時の視点からすれば、既に1年9カ月待っていた訳ですからね。今中止したならば、これからどれだけ待たなくてはならないか分かった物ではありません。
ここでも、一時的な物だと判断するのは確信的には難しい所です。

投稿: DUCE | 2015年3月 8日 (日) 07時37分

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