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2015年4月30日 (木)

戦時作戦統制権

戦時作戦統制権

中央日報 社説:かんぬきはずれた日本の自衛隊、韓国政府の対策は充分か
http://japanese.joins.com/article/722/199722.html?servcode=100&sectcode=110

特に自衛隊は有事の際に在日米軍を助けて韓半島(朝鮮半島)とその周辺に派兵できるところまで開かれた。韓国の同意に関連した部分は「第3国の主権を十分に尊重する」という程度で言及してやり過ごした。必ず同意が必要だという韓国の立場が反映された文面だというのが政府側の説明だが、戦時作戦統制権を米軍が持っている状況で100%安心できるのか疑問だ。

ニュースを見ていて、「あぁ、そうか」と思う瞬間があります。韓国が日本の集団的自衛権の容認に過敏であるのはともかく、日本が集団的自衛権を認めることイコール朝鮮半島有事の際に自衛隊が朝鮮半島に進出する思っているのは不思議でした。相手側が拒否したら集団的自衛権の行使なんてなりたちません。「助けないでくれ、来るな」と言っているのに、「集団的(≒共同・協調)」自衛権の行使なんてありえませんから。

韓国が拒否したら集団的自衛権の行使はできないし、朝鮮半島に自衛隊が入ることも出来ないと思っていました。でも、そうでもないかもしれません。それは、「戦時作戦統制権を米軍が持っている」からです。朝鮮半島有事となれば、米軍が韓国軍も指揮します。

戦争が起きて、軍の全ての指揮権を米軍が持っている、韓国政府は自衛権の行使をアメリカに任せている。その状況下で米軍が自衛隊に(アメリカが日本に)援助を要請し、朝鮮半島への派兵を要請してきたら、韓国に拒否権はあるでしょうか。軍隊の指揮権もなく自衛権の行使も(自主的には)出来ないのに拒否できるでしょうか。

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朝鮮半島有事となれば、韓国の意志は法的には無視してかまわないことになっている。これが、韓国が、日本が集団的自衛権の行使をするようになったら、自衛隊が朝鮮半島に進出するのではと心配する理由なのでしょう。

現在、戦時作戦統制権は韓国にはない。アメリカが持っている。そして、アメリカから韓国へ移譲されようとしているが、手続きは遅々として進んでいない(韓国側が返されるのを嫌がっているように見える)。そういった事は知っていましたが、そのことと集団的自衛権を結びつけて考えてはいませんでした。この二つを結びつけた社説でした。

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日本としては、その時点・時点で法的に許された範囲で行動するしかないでしょう。軍隊の指揮権を持っていない国の言うことをどこまで聞くべきか判りませんが(専門家にまかせますが)。

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戦時作戦統制権をアメリカから返還してもらえば、完全に日本を拒否できるようになるのですから、早めに返還してもらえば良いのにとは思いますけど。

国家としても、それが自然な姿ですし。

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