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2015年4月 3日 (金)

反権力がダメになる例

反権力がダメになる例

朝日新聞:古賀茂明氏「圧力、言われた側がどう感じるかだ」
http://www.asahi.com/articles/ASH4264JVH42UCVL00Q.html

テレビ朝日のニュース番組「報道ステーション」の生放送中に突然、自身の番組からの「降板」について語った元経済産業省官僚の古賀茂明氏が2日、インターネットメディアの「IWJ」で約1時間半にわたり、ジャーナリストの岩上安身氏の取材に応じた。

「官邸の皆さんにはものすごいバッシングを受けてきた」という古賀氏のテレビでの発言に対し、菅義偉官房長官が記者会見で「事実無根」「放送法という法律があるので、まずテレビ局がどう対応されるかを見守りたい」と話したことについて、岩上氏が「放送法を持ち出すことが圧力ではないか」と問うと「そうです」と同意した。

過去に圧力があったのかどうかを巡るやりとりで古賀氏は「圧力とは、言われたほうがどう感じるかだ」などと話した。

ほんとうに圧力があったのかどうか私には知りようがないし、微妙な言葉や行動で行われたら現場にいた人間でも判らない場合もあるでしょう。そういった事とは別に、古賀さんのこの発言をみて、反権力がダメになる(ダメだと判断される)一例なのではないかと感じた。

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「圧力とは、言われたほうがどう感じるかだ」

間違っていないかも知れない。実際、圧力をかけたとしても圧力をかけられた側が何にも感じなければ圧力にはならないのだから。

でも、この言葉で他者を非難することは出来ない。何故なら、これで批判が成立したとするなら、感じた側が警察となり検察となり裁判官となることを許すことになるのだから。

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単なる不満の表明なら、あるいは芸術や表現の世界なら「言われたほうがどう感じるかだ」と言っても良いだろう。しかし、権力と戦う人間が、こういった事を言っていては説得力(≒実行力)を失ってしまう。なぜなら「自分が法律だ」「証拠はない」と言っているのだから。

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この言葉を許したまま権力をにぎったら、独裁者になってしまう。しかし、それよりありそうなのは、証拠もなしに非難する人への冷やかな視線であり影響力の喪失だろう。

このままだと古賀茂明さんは陰謀論の世界の住人になって行くだろう。

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