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2015年5月23日 (土)

反原発は政治(あるいは机上の空論)

反原発は政治(あるいは机上の空論)

中日新聞 社説:伊方原発「適合」 課題は置き去りのまま
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2015052202000104.html

南海トラフと中央構造線。原発の近くに並行して巨大地震の巣が横たわる。ところが規制委は、四国電力が想定される地震の揺れを当初より一割強引き上げただけで、よしとした。住民の不安は、それで解消されるのか。

最大の疑問は今回も、有事の際の避難経路と手段である。

伊方原発は半島の付け根にあり、そこから先には約五千人が住んでいる。その人たちに、事故を起こした原発に向かって、どう逃げろというのだろうか。

大分側へ船で逃れるという案がある。混乱の中の海上避難は恐らく容易ではないだろう。

避難計画が審査の対象になっていないのが、そもそもの間違いなのではないか。

福島原発事故でいったい何人の方がなくなったことだろうか。その原因はなんだったのだろうか。漏洩した放射能だろうか。避難の遅れだろうか。

原因は避難先でのストレスであり風評被害、風評被害だ。しかし、引用元の社説では、命が失われた最大の原因について触れられていない。さらにもうひとつ言わねばならないことがる。それは被害の大きさの比較だ。南海トラフで巨大地震が起きたなら、その被害は巨大なものとなる。「伊方原発は半島の付け根にあり、そこから先には約五千人が住んでいる」、その5千人を軽視するわけではないけれども、福島原発事故で漏洩した放射能での死者はゼロであることを考えると、避難しないとしても大きな被害は出ないのではないか。

  *        *        *

特定の事故や災害に備える為に、どの程度のコストをかけるかは被害規模の予想がなければ決められません。守るべき価値がわからなければ、かけられるコストが決まらない。かけられるコストが決まらなければ、対策もたてられない。

中日新聞のこの社説もだが、反原発派からは風評被害の防止についても被害規模の算定についても話が出てこない。

最大の被害をもたらしたものを無視し被害の規模も考えない。私には本気で被害を防止しようとしているようには思えない。彼らがしたいのは政治活動としての反原発なのだと思えてしまう。あるいは絵空事・机上の空論に思えてしまう。

  *        *        *

言葉は誰かが誰かに向かって吐かれるもの、書かれるものだ。逆に言うと、自分の側の感性や価値感とマッチしない言葉は受けいれられない。

反原発派は、こういった原因や被害予想の欠如した言葉を誰に向かって話しているのだろうか。受けとるのは、どんな人間なのだろうか。

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