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2015年5月27日 (水)

弱者のたたかい方では天下は獲れない

弱者のたたかい方では天下は獲れない

朝日新聞:安保法制「幅広い真ん中とりにいく」 民主・枝野幹事長
http://www.asahi.com/articles/ASH5S663MH5SUTFK00D.html

リベラルが常に日本の戦後負けてきたことの本質は、みんな熱く感じているが故に、ちょっとした違い、戦術的な違いで対立するんです。これをやったら絶対に負ける。いろんな戦い方があって、その中で幅広い戦線を張る。これじゃないと勝てません。(野党が)お互いの戦い方を認めあって、この法案をつぶすという1点さえ共通していれば、仲間だ。

リベラルというか旧社会党は「弱者の方法」で戦っていた。いまの民主党も共産党も弱者の戦いをしている。強者は権力・財力を持っている。権力や財力をもっていない人間は言葉と理屈で戦う。法律を学び理屈をこねられる能力を獲得し、法廷で戦う。権力や財力(あるいは暴力)ではかなわないから弱者なのだから理屈で戦うしかない。

だから彼らは理屈っぽい。

けれども、それでは天下は獲れない。

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民主主義政治を行う社会で弱者とは多数の共感を得られない人々のことだ。多数の共感を得られるなら選挙で勝って強者になれるのだから。結果的に、民主社会での弱者の戦いは共感を得られていない人間が、法律論争を挑み理屈で言い負かすことを目指すものになる。

しかし、それでは、部分的な勝利は得られても多数派にはなれない。そして、理屈で戦うが故に、自分の理屈は完璧でなければならず、小さな差異も無視出来なくなる。

  *       *       *

戦後リベラルな方々は、「平和」を訴えてきた。それは共感を得られるものだったのだけれど不十分だった。戦後リベラルな方々は、外国に攻撃されたらどうしようという恐怖に共感することはなかった。その恐怖に答えることは出来なかった。

「リベラルが常に日本の戦後負けてきたことの本質」というか原因は分裂していたことではない。国民多数の恐怖に答えてこなかったからだ。

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野党は国民多数の共感を得るのではなく、理屈で戦ってきた。弱者が身を守るため、あるいは現状維持ならばそれで良いかもしれないけれど、それでは天下は獲れない。

民主党をはじめとするリベラルな方々は、「他国に攻撃されたらどうする?」「中国のような理屈や言葉の通じない相手が暴力をふるったらどうする?」という問いに答えなければならないのだ。

でなければ、国民多数の恐怖に答えることは出来ず、負けつづける事になる。

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