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2015年6月15日 (月)

憲法を無視する権利

憲法を無視する権利

産経新聞:民主・長妻氏が議事妨害の「暴力」を正当化 「お行儀よく見過ごせば国益かなわない」
http://www.sankei.com/politics/news/150614/plt1506140020-n1.html

民主党の長妻昭代表代行は14日のフジテレビ番組「新報道2001」で、同党議員が12日に衆院厚生労働委員会の渡辺博道委員長(自民)の入室を実力行使で阻止し、議事を妨害したことに関し、「数の力でほとんど議論なしに採決するときに野党がお行儀よく座り、『不十分だが、いいか』と見過ごし、法律をドンドン通すことが国益にかなうのか」と述べ、暴力による妨害を正当化した。

革命権・抵抗権という考え方があります。革命権・抵抗権とは政府があんまりのとき、法律で許された範囲の行為(デモ・抗議・陳情など)では変革が出来ないとき、実力をもって(つまり暴力で)抵抗しても良いという考え方です。

でも、ぶっちゃけ、革命を成功させた後で、革命の際に行われた様々な事を正当化するための考え方だと私は思っています。正当化できなければ、殺してしまった王様・貴族の責任を取るというか殺人罪になってしまいますから。

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長妻さんの考え方もこれに近いものがあります。正当な方法では(つまり民主主義に基づく方法では)止められないので、実力行使で止める。それが国益になるのであれば逸脱も許される。

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私は、革命権・抵抗権を認めるならば、長妻さんの発言を正しいと認めるならば、国民は憲法を無視することが許されると思います。憲法96条の規程によって、憲法改正の可能性が殆どないのですから。そして、国民に許されるのでれば、国民の代表たる国会議員や首相が無視しても許されるでしょう。

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憲法改正を発議する手続きが厳格すぎて、国民の意志を問うことすら出来ない現行憲法なんて無視してかまわない。

それが嫌なら憲法96条を改正して、もっと簡単に発議と国民投票が出来るようにしよう。両院の3分2ではなく片方の院の過半数にするべきだ。いや、地方議会の一定数、国民多数の署名など、国会によらない道筋もあるべきだ。

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更新できないものは解釈を変えて運用されるようになる。それが出来なければ原理主義者になってしまうのだから。

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