時間がかかると
時間がかかると
日本経済新聞 社説:日韓防衛協力の壁をどう乗り越えるか
http://www.nikkei.com/article/DGXKZO87532350R00C15A6PE8000/
まず急ぎたいのが、防衛秘密を共有するための軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の締結だ。すでに日米、米韓は交わしているが、日韓が締結しないと、北朝鮮などをめぐる機密情報を3カ国で緊密に共有できない。
自衛隊と韓国軍が共同訓練や演習などを円滑に進めるため、燃料などを融通しあう枠組みとなる物品役務相互提供協定(ACSA)を結ぶ必要もある。
こうした協定を日本と結ぶことに、韓国内にはなお慎重論があるようだ。中谷氏は会談で締結を働きかけたが、韓国側は言質を与えなかったという。
両国が首脳会談を開けない状態のため、韓国国防省としても動きづらいのだろう。当面、捜索・救難の共同訓練や高官対話などを重ね、互いの信頼を築いて、両協定の締結にもっていくという漸進的な方式が現実的だ。
時間をかける、多数のケース、こういう場合は平均値が問題になる。一回限りなら短期間なら誤魔化せても長期的には誤魔化せない。
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引用した記事の場合は、日韓両国とも民主国家なので、国民世論の平均値が問題になる。日本国民は韓国をどうおもっているか、韓国国民は日本をどう思っているだろうか。
日本国民は、国民感情と安全保障上の要請を区別して考えることができるだろうと思う。しかし、韓国国民はどうだろうか。私はマスコミを通じてしか知らないが、厳しいのではないかと思う。つまり、無理せず時間をかけて一歩一歩進んでいるうちに、何かのトラブルが起きて韓国側が交渉を中断してしまうだろうと思っている。
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