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2015年10月 7日 (水)

ノーベル賞

ノーベル賞

AFP:メルケル独首相にノーベル平和賞のチャンス、独紙
http://www.afpbb.com/articles/-/3062052

今年のノーベル平和賞(Nobel Peace Prize)を、戦争や迫害を逃れ欧州に押し寄せた難民に門戸を開く決断をした勇気が世界で称賛されているドイツのアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相(61)が受賞する可能性があると、2日付の独日刊紙ビルト(Bild)が伝えた。

「メルケル首相はノーベル平和賞を受賞するチャンスが十分にある」とビルト紙は述べ、「理由:ウクライナ危機と難民政策における同首相の行動」と続けた。



さらに同氏は「道義的リーダーシップをとり、難民問題に対する欧州の議論の方向性をひっくり返したのはアンゲラ・メルケル氏だ」と付け加えた。

とはいえ、ドイツ国内ではメルケル氏の人気が下落している。独ニュース週刊誌シュピーゲル(Der Spiegel)が先週発表した政治家人気ランキングによると、メルケル氏は1位から4位に転落した。

今年は日本から2人のノーベル賞受賞者が出ました。おめでとうございます。しかし、単純に喜んでよいかというと、簡単ではありません。ノーベル賞は(科学関係は)過去の業績に対してのもの。賞の対象になった研究が行なわれた当時のレベルはともかく、現在はどうなのでしょうか。

現在の研究のレベルは10年20年たたないと判りません。ノーベル賞だけでなく現実世界に研究が影響するには時間がかかりますから。

勝って兜の緒を締めよでしょうか。

でも、めでたいことだと思います。

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ところで、科学関係のノーベル賞が過去の実績に対して出されるものだとしたら、ノーベル平和賞は受賞者を応援するために出されます。つまり期待値とノーベル委員会の政治的方向性によって出されるもので、「平和をもたらした人間」でも「平和をもたらす人間」でもない人間に出される可能性があります。

じっさい、マララさんは未成年で受賞時には実績はありませんでした。オバマ大統領は、ノーベル平和賞を受賞しましたが(憶えていますか?)、核軍縮にも平和の構築にも成功しているとは言い難い。

「メルケル首相はノーベル平和賞を受賞するチャンスが十分にある」

確かに、チャンスは十分にあります。人道主義・難民受け入れは、ノーベル委員会の政治的な方向性にあっているように思いますし、期待し応援するという意味でも、そう思います。

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しかし、メルケル首相は平和をもたらすでしょうか。人道的にしようとして、人間同士の争いを増やした。平和をもたらそうとして紛争を招いたという結果にならないでしょうか。

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メルケル首相がノーベル平和賞を受賞したなら、未来の歴史家は、オバマ大統領とメルケル首相とノーベル平和賞を、どう評価することになるでしょうか。

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