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2015年11月25日 (水)

逆転現象

逆転現象

沖縄タイムス:坂本龍一さん、辺野古移設は「理不尽」「意見を言わないと全体主義に」
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=142874&f=i

-ご自身もこれまで原発や安保法制の反対集会に参加するなど、積極的に社会的な発言を繰り返されています。現在の日本で「平和」や「言論の自由」はどのような状況にあると思いますか。

「非常に危機的な状況にあると思います。昨今、急にそういう記事を目にしますけど、例えば憲法9条の『9』と書かれたTシャツを着ていたら警官に呼び止められたとか、学校で『平和』とか『peace』というタグをかばんに付けていたら先生に注意されたとか。まるで平和とか自由とかいう言葉が悪いかのように。戦前は『社会主義』じゃなくて、ただ『社会』という言葉の付いた本を持っているだけで特別警察とか憲兵が来て捕まえていくというひどい状態だったわけですけど。そんなことにもなりかねないような兆しがもう既に始まっています。これがどこに向かうのか、非常に不安だし、良くない」

「美人は得をする」というのではなくて、外見で得をする女性を美人と言うのです。原因と結果を取り違えてはいけません。

憲法九条は政治的なシンボルになってしまっています。

「平和」が犯罪になったり「憲法九条」が敵視されるようになったのではなくて、平和や憲法九条をシンボルとする政治勢力があって、そのせいで警戒対象になっているのだと思います。

そこを間違えてはいけません。

  *        *      *

以下に引用するのは間違えている例だと思います。

リテラ:9条Tシャツやバッジをつけているだけで「思想犯」扱い、公的場所から排除! 安倍政権が憲法弾圧に乗り出した
http://lite-ra.com/2015/11/post-1666.html

たとえば10月16日、ピーター・バラカン氏が、自身がパーソナリティを務めるラジオ番組『The Lifestyle MUSEUM』(TOKYO FM)で、その日スタジオに向かう途中、こんな経験をしたことを語った。

「めずらしく広尾の方から六本木に向かって有栖川公園の脇を歩いていると、まずひとりの警官にちょっと、変な目で見られて(略)。もうちょっと先を歩くと、中国大使館のすぐ手前のところで2人の警官に、止められました。『あれ? どうしたんですか?』と言ったら、『いや、あの今日これから抗議をする予定ですか?』と聞かれたんですね。ん?いや、特にそんなことはないと『なぜそんなことを聞くんですか?』と言うと、『9条のTシャツを着ているから』と」

ようするに「憲法9条のTシャツ」を着て六本木を歩いていただけで、警察官に呼び止められ、詰問されたというのだ。バラカン氏は、「ほんとうに僕、40年以上この国で暮らしてはじめてそうふうに聞かれたもので、今も釈然としないものがあって。仮に抗議に行く予定だったといっても、なぜ、それがいけないことなのか」と語ったが、まったくもって同感だ。

大使館、しかも微妙な関係にある外国の大使館。その付近で政治的なシンボルを持った人間がいたら警戒するのが当然でしょう。それを、弾圧であるかのように言うのは、それこそ政治的なアジテーションでしょう。

   *        *        *

憲法九条や平和が禁止されたり弾圧されたりしているのではありません。憲法九条や平和をシンボルとする政治団体があって、そちらが警戒されているのです。逆転現象が起きているのです。

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ついでに言えば、悪い独裁者に立ち向かう革命家は弾圧されますが、弾圧される人間が正義の革命家であるとはかぎりません。そこを間違えて、政府に敵視されたから正しいなんて思ってしまったら悲劇的な結末を向かえるでしょう。

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