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2015年11月30日 (月)

無理な事を要求すること

無理な事を要求すること

朝日新聞 社説:自民党60年 敵対から統合への道を(2015年11月30日)
http://www.asahi.com/paper/editorial.html#Edit1

55年体制下では、結党時に掲げた「国民政党」の色あいが濃かった。多様な意見をくみ上げることで国民合意を形成し、社会党とはよくも悪くもある種の共存関係を築いた。

一方、衆院の小選挙区と政党助成導入後の90年代後半から、資金配分や選挙の公認などの権限が党執行部に集中した。派閥間での権力闘争の矛先は、小選挙区でのライバル民主党に向けられるようになった。



田中氏や大平正芳氏らが党を率いた時代は、高度経済成長の果実を分配すればよかった。

いまは少子高齢化と財政難の下、負担の分かち合いが求められる。国民統合の重要性はいっそう高まっている。

そんな時代に日本のかじ取りを担う政治のありようとして、安倍自民の姿勢は妥当だろうか。そうとは思えない。

安全保障や社会保障政策は、政権が代わっても安定して継続することが望ましい。野党と敵対姿勢ばかりでは、政策の幅も狭まらないか。

「単色」と言われる自民党だが、ひと皮めくれば「それでよいわけがない」という声は議員にもある。多様性を踏まえつつ統合をめざしてこそ、政権党にふさわしい。

小選挙区制度では、各政党の内部では思想・政策の統一が行なわれ、その結果を国民示し、国民はその中から選択します。小選挙区制度では、各政党を「単色」にする力が働くのです。

引用した社説にも、「派閥間での権力闘争の矛先は、小選挙区でのライバル民主党に向けられるようになった」とありますが、自民党内部の争いが外に出てきた。これは、小選挙区制度の狙いどおりです。

問題なのは、民主党やその他の野党に、政権担当能力が無いことです。だから、タテマエの議論、レッテル張りの応酬にしかならない。

  *        *       *

しかし、朝日新聞は中選挙区制度に戻すべきと言っているのだろうか。それは自民党内部に幅があるという意味で望ましいけれど、逆に言えば派閥政治の復活なのだけれど。

マスコミ的には派閥政治を非難できて、望ましいのかもしれない。

それとも、小選挙区制度の下で政党に幅を持つことを要求しているのだろうか。ムリな要求をして、実現できないと非難するのは(永久に非難しつづけることが出来ると言う意味で)楽な仕事ではあるけれど。


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