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2016年2月24日 (水)

格差が問題なのか?

格差が問題なのか?

現代ビジネス:「たった62人」の大富豪が全世界の半分の富を持つ 〜あまりにも異常な世界の現実ピケティ、クルーグマンも警告
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/47989?page=3

その一方で、働けど働けど貧しいままの人は、世界中に数知れない。

「『カネを持っている』ということが、『休暇のあいだに贅沢をしたり、豪華なヨットや自家用飛行機を持つ権利がある』ということだけを意味するのであれば、あまり大した問題ではないでしょう。

でも実際には、高度な教育、手厚い医療、安全な暮らしといったものも、金持ちほど手に入れやすいわけです。政治権力への影響力もカネ次第です。事実、大富豪がやると決めた戦争で、今も庶民や貧困層が死んでいる」(前出・サンデル氏)

貧困は問題だと思うけれど、格差は問題なのだろうか?

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戦争については判らないけれど(「大富豪がやると決めた戦争」というのは、どの戦争なんだろうか?)、「高度な教育、手厚い医療、安全な暮らし」は金持ちだけでは獲得できないもので、社会全体が実現しなければ、金持ちだって手に入れられないものだ。

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教育、たとえば「たった62人」の子弟だけで、学校が維持できるだろうか。出来はしない。何故なら、学校の生徒が100人程度であれば(幼稚園や小学校低学年ならともかく)高度化し専門化した高等教育では生徒数が少なすぎる。

医療も同じことが言える。患者数が少なすぎる。

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教師も医師も、教育関係者も医療関係者も、専門職であり、ある意味「職人」だ。職人の腕(能力)は、本人の資質と教育(修行)と経験(現場の場数)で決まる。たった62人とその関係者だけでは、場数が少なすぎる。

結果、職人の腕が上がらない。経験不足の職人に仕事されることになる。

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多数の場数を踏んでこそ、さまざま人間を相手にしてこそ、職人の腕はあがるのだ。

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「難病」というものがある。難病の多くは患者数が多くない。病気として難しいだけでなく症例が少ないことが研究・治療方法の開発の妨げとなる。

金持ちだけが医療を受けるようになると、同じ事が起きる。逆に言うと金持ちの受ける医療は(貧困層は別かもしれないが)、一般大衆と大きな差がつくことはないと言うことだ。

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金持ちだから、広い病室かもしれない。金持ちだから病院食が美味いかもしれない。手術の順番を飛ばせるかもしれない。だけど、その程度だ。受けられる医療の内容が大きく異なることはないだろう。

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安全についても同じだ。社会全体の治安が悪いとき、金持ちだけで閉じこもって、安全を保てるのだろうか。高い給料を払ってガードマンを雇って、そのガードマンは信用できるのだろうか。

社会に「信頼」というものが無ければ、信用できるガードマンを雇うことは出来ない。

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富裕層に望むことは、自分達の豊かな生活が国家や社会に支えられていることを意識して欲しいということだ。教育・医療・治安、こういったものは金持ちだけで維持できるものではないのだ。

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