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2016年2月 3日 (水)

「同調しない人を排除する集団化」に危惧をいだきつつ「党内意見すらまとめられ」ない民主党を憂慮すること

「同調しない人を排除する集団化」に危惧をいだきつつ「党内意見すらまとめられ」ない民主党を憂慮すること

西日本新聞 社説:民主党 危機感も努力も足りない
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/syasetu/article/222384

シンポでは、学習院大の青井未帆教授が「取りあえず改憲という雰囲気がつくられつつある」と指摘した。「同調しない人を排除する集団化が国全体で進んでいる」と分析したのは映画監督の森達也さんだった。

市民連合が夏の参院選で野党に連携を呼び掛けるのは、野党がばらばらでは首相の「改憲勢力で3分の2の議席を」との思惑通りになりかねないと危ぶむからだ。

しかし、野党側は相変わらずだ。とりわけ野党第1党で本来は野党勢力をリードすべき民主党が党内意見すらまとめられず、明確な方向を打ち出せない。

民主主義と言論の自由・思想信条の自由はセットで語られるけれど、民主主義国家では国民も意識できないレベルの(無意識のレベルでの)思想統制が行なわれている。

それは「国民」という幻想・思想だ。

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日本が民主国家として成り立っているのは日本国民(とされた人々)が日本国民だと思っているからだ。日本国民であるという信念、日本国が存在するべきだという思いに対して疑問が日本国内から提起されることはない。これは、無意識レベルでと言うか(社会の空気というレベルで)極めて強固に思想統制が行なわれていることを示している。

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「同調しない人を排除する」、同調する事を求めることを是とする考えと、「民主党が党内意見すらまとめられ」ないことを非難することは矛盾する。

何が言いたいかというと「Aという思想に同調しない人を排除する、それは間違いだ」と言うことは出来ても思想を名指しすることなしに「同調しない人を排除する、それは間違いだ」とは言えないと言うことだ。

何故なら、排除したい思想や同調を強要される思想を名指しすることなしに、同調することを非難していては国家としての、あるいは人間社会の共同体を否定することになるのだから。同調を強要することを非難しつつ、まとまらないことを非難することは矛盾だから。

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ところで、民主党には「自民党が嫌い」以外の共通する思想があるのだろうか。私には見えない。故に、つまり、あまり威張れない思想だから、表立って言えない思想でまとまっているから、まとまっている芯を公表できないから民主党はバラバラに見えてるのかもしれない、そう思うときが度々ある。

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完全な思想信条の自由と民主国家は両立しないのだ。

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コメント

民主党は、党内の少数意見を排除して党の決定事項をきめ、それに同調できなかった人も決定事項には従うという民主主義の基本ができていない。 そもそも少数意見を尊重などと言う綺麗ごとというバラバラなマイノリティーの集まりで数合わせだったから、そういう事になる。 未来は無い。

投稿: 北極熊 | 2016年2月 4日 (木) 14時39分

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