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2016年4月29日 (金)

老人福祉(介護)の矛盾

老人福祉(介護)の矛盾

熊本日日新聞:「福祉避難所」ようやく機能 熊本市
http://kumanichi.com/news/local/main/20160428007.xhtml

市は、各避難所に保健師を派遣して支援が必要な人の情報を集め、各施設に受け入れを要請している。27日現在では21人が待機中で、まだ増える見込みだ。

ただし、今後も受け入れがスムーズに進むかは不透明だ。福祉避難所として3人を受け入れたケアタウンかわしりには、市の要請以外にも病院や高齢者の家族から入所申し込みが相次いでいるという。中村幸子施設長は「通常でも満床に近く、スタッフも疲弊している。これ以上の受け入れは難しい」と話す。

嫌なことを書きます。ネガティブなことが嫌いな人は読まない方が良いかもしれません。

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老人福祉(介護)には矛盾がある。仕事は、通常、頑張れば減るものだ。ノルマだったり経営目標だったりするけれど、頑張れば目標に近づき、やらなければならない仕事は減る。しかし、老人福祉はそうではない。良い介護を行えば、長生きしてもうことができる。つまり、介護を必要とする方は減らない。

老人介護は、良い仕事をするほど、もっともっと介護をしなければならなくなる。

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じゃあ、適当に手を抜いた介護で良いかと言われたら、そんな事はないのだけれど。

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老人介護に限らず福祉には限界がある。出来ることは、その社会が持っている様々な資源(人的・経済的・知的資源)に制約される。一方、心情的には全ての人々を救いたい。つまり、必ず、救えなかった人がいることになる。

社会の持つ限界、その境界線の上で戦っている人々は、常に批判に晒される。何故、もうちょっとの人を救わなかったのかと。

ものごとの改善に批判は必要だけれど、より良い福祉の為には、現場の人間を守ることも必要で、それには諦めも必要だ。

現場の人間が倒れてしまっては、救える限界が低くなってしまうのだから。

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