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2016年4月 6日 (水)

どっちみち非難される

どっちみち非難される

毎日新聞 社説:「難民」送還 試される欧州人道主義
http://mainichi.jp/articles/20160406/ddm/005/070/053000c

欧州連合(EU)が、トルコからギリシャに不法入国した難民や移民のトルコへの強制送還を始めた。寛容な受け入れ政策を取ってきた欧州にとって大きな転換点となる。



ギリシャ経由の「バルカンルート」が閉鎖されるために、いったん沈静化していた「地中海ルート」の難民が増える可能性もある。北アフリカから地中海を通ってイタリアなどへ密航する、より危険な方法だ。

戦乱や貧困に苦しむ中東・アフリカから豊かな欧州を目指す人の流れをコントロールするのは簡単ではない。難民危機をどう解決に導くか。戦後欧州が理念に掲げてきた人道主義が試されている。

人道・人権には絶対的な基準はなく相対的な基準しかない。ある社会では人道的と評価されても、別な社会では不十分とされるかもしれない。たとえば経済的豊かさが異なると社会が提供する物資のレベルが異なる。ある社会では十分な衣食住と評価されても、別な社会では不十分と評価されることはありえる。

そして、同じ社会でも時間の経過や状況の変化により変化する。

例えば難民が少数であるときにに提供できるものと多数の難民に提供できるものが異なっていても不思議ではない。

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そして提供できるもののレベルは上下する。昔よりも今の方が高いレベルで提供できれば問題ないが、下がる場合だってある。特に難民の数が増えたら提供できるレベルは下がる。

いま欧州で起きていることは、難民の数が増えて社会が提供できるものが(一人当たりにすると)減ってしまったということ。

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多数になったら無理があるからと少数であっても提供するレベルを下げておくような事をすると、もっと提供できるのに何故しないのか、非人道的ではないかと非難される。

レベルを下げると非難される、最初から低いレベルでも非難される。どっちみち非難される。

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「戦後欧州が理念に掲げてきた人道主義が試されている」

他人を助けるのは「自分に無理がこない範囲で」でしか出来ない。欧州は無理をしすぎた。そして、レベルを下げなければならなくなり非難されている。

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日本の場合は最初から低レベルなので(難民を受け入れないので)非難されている。どっちみち非難されるなら低レベルのままで良いのではないだろうか。

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