« 逆だろ | トップページ | 民族問題、国籍 »

2016年6月 4日 (土)

歴史と政治の分離を

歴史と政治の分離を

AFPBB:アルメニア人殺害は「虐殺」、独下院が決議 トルコ反発
http://www.afpbb.com/articles/-/3089247

ドイツ連邦議会(下院)は2日、第1次世界大戦(World War I)中の1915~16年に起きたオスマン帝国軍によるアルメニア人殺害は「ジェノサイド(集団虐殺)」だったとする決議を採択した。これを受けてオスマン帝国の後継国トルコは駐独大使を召還するとともに、さらなる措置も辞さない構えを見せた。

政教分離という言葉がある。政治と宗教が密接にかかわると様々な不幸なことが起きる。しかし、政治は人間生活のあらゆる場面にかかわるもので、つまり政治は宗教と無縁ではられないし、宗教は価値観なので、人々の価値観は政治に反映するもので、つまり宗教は政治に影響を与えずにはいられない。

で、あるが故に、政教分離という言葉がある。その言葉は、政治と宗教が適度に距離をおくべきことを思い起こさせる。

  *        *       *

歴史とは歴史的事実であると同時に歴史的認識である。歴史的認識は価値観でもある。

多数のアルメニア人が死亡したのは事実だろう。しかし、それをどう解釈するべきだろうか。

  *        *       *

こういったことは裁判に似ている。事実認定、そして解釈。

  *        *       *

政治が、特に議会が歴史的事件について「虐殺」であるとかないとか議決するのは、裁判をしているように思える。いいかげんな政治的裁判。有罪判決が出ても処罰がされないテキトー裁判。

政治は歴史(歴史認識)と距離をとるべきだ。特に、交渉の当事者でも実務の当事者でもない議会が感情や正義感にとらわれて、判決のような議決をするべきではない。

BlogRanking (読む価値のある記事だったらクリックお願いします)

|

« 逆だろ | トップページ | 民族問題、国籍 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/107287/63727714

この記事へのトラックバック一覧です: 歴史と政治の分離を:

« 逆だろ | トップページ | 民族問題、国籍 »