« 犯人は「すべての人」に含まれますか | トップページ | 直前に逃げる »

2016年7月30日 (土)

現実をみる

現実をみる

しんぶん赤旗:相模原事件 憤る障害者 命奪うのは許せない■偏見助長に危惧
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-07-29/2016072901_02_1.html

容疑者は「障害者は税金の無駄」という趣旨のことを話しているといいます。

同様の空気を感じると、脳性まひで車いすを使う男性(48)=高知市=。安倍自公政権が消費税増税分は社会保障に充てると喧伝(けんでん)していることにふれ、「なんとなくだけど、“消費税が上がったのはあんたら障害者のせいやで”という空気を感じることがある。先の戦争で障害者は“米くい虫”“ごくつぶし”と言われたのに似ているかもしれない」と話しました。

天変地異や戦争などで社会全体が困窮したとき、弱者から死んでゆく。これはどうしようもない。人間は群れで生活する生物であり、仲間を助けようとするけれども、群れ全体が危機のときに全員を助けよういっとして群れ全体が滅んでしまってはどうにもならない。

これは障害者だけでなく、高齢者や貧困に苦しむ者に対しても同じだ。

社会全体に余裕があるとき、多くの弱者も助けられ、余裕がなくなると切り捨てられる。

  *        *        *

だから成長戦略、景気対策は重要なのだ。景気が良く余裕のあるときなら福祉にも多くのお金を使える。

  *        *        *

「先の戦争で障害者は“米くい虫”“ごくつぶし”と言われたのに似ているかもしれない」

日本は少子高齢者社会だ。つまり経済活動・生産活動をする人間は減ってゆく。つまり余裕のない社会になってゆく。社会全体の余裕がなくなってゆく、それが弱者を助ける余裕を奪うことについては戦争と同じだと言える。

  *        *        *

障害者自身や支援者が「いらない命はない」などと発言することは間違ってはいない。しかし、政治指導者、社会の指導層にとっては不十分だ。生きる権利はあっても食い物がなければ死んでしまうのだから。彼等は社会の人々を生かしてこそ存在価値があるのだから。

  *        *        *

人間は食わないと死ぬ。そのことが判っていないでお題目ばかり唱える人間を指導者にしてはならない。

BlogRanking (読む価値のある記事だったらクリックお願いします)

|

« 犯人は「すべての人」に含まれますか | トップページ | 直前に逃げる »

コメント

いらない命はないと言う人は、障碍者が如何に社会に貢献しているのか、貢献する余地があるのかという事を、真面目に考えて欲しいです。 ただ存在するだけで価値がある。 それはそれで良いのですが、それだけでは健常者であれば満足できる答えにならないのです。 そうだとすると、健常者が障碍者に差別されている事になるのではないかな。 

投稿: ガイ  | 2016年8月 1日 (月) 17時29分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/107287/63985390

この記事へのトラックバック一覧です: 現実をみる:

« 犯人は「すべての人」に含まれますか | トップページ | 直前に逃げる »