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2016年7月14日 (木)

アメリカの移民問題に学ぶべきことは

アメリカの移民問題に学ぶべきことは

NHK:アメリカの移民問題を考える
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/248223.html

このようにアメリカでは、社会福祉のような国の中核的サービスが、移民などのマイノリティに対する反発の結果として掘り崩されたり、また、警察などの取り締まり機関の人員と予算の多くが移民に関連する分野に割り当てられるようになったりしているのです。根拠が薄弱なイメージに基づいて重要な政策の方針が変更され、様々な社会問題が悪化している現状は悲劇的だと言えます。そして結局は、一連の政策変更の結果、移民のアメリカ社会への統合が妨げられているとも指摘されています。

このアメリカの経験から、日本は何を学ぶべきでしょうか。日本は急激な人口減少社会に突入しており、15歳から64歳までの、いわゆる生産年齢人口は、2010年から2060年の間に半減するとされています。これは、日本国内で、消費者、労働者ともに減少することを意味しており、以後日本が経済成長を達成するのが構造的に難しいことを示唆しています。福祉や介護の分野での人材不足も、今後さらに深刻化するでしょう。

少子高齢化問題については、対策をとってから効果が表れるまでに長い時間を要することを考えると、日本も移民の受け入れについて検討することを避けて通れなくなるのではないでしょうか。仮に、移民を受け入れる場合、日本にとって必要な人に来てもらうわけですから、彼らが日本社会で排除されることなく暮らせるような制度や環境を整えることが必要になると思います。

今日、日本にはすでに二百数十万人の外国人が合法的に居住しています。

すでに国内に居住している人も含めて、移民や外国人を社会に統合していくための方策を考えていく必要があると思います。

少子高齢化で介護人材が不足して介護が受けられないとしても、それは自業自得ということでしょう。自分達が子供を作らなかったから、子供を産みやすい社会を作らなかったことの当然の帰結ですから。

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「このアメリカの経験から、日本は何を学ぶべきでしょうか」

引用元の記事は、アメリカが移民に厳しくなったこと、その結果を引き合いに、移民を受け入れるなら「彼らが日本社会で排除されることなく暮らせるような制度や環境を整えること」を提言しています。

自分は、それ以前のことを問題にするべきだと思います。アメリカが移民に厳しくなったのは、引用元の記事によると、事実によらない感情的なものが原因だとしています。

ならば、何故、感情的なもの、感情的な反発が生まれるのでしょうか。それは避けられないのでしょうか。

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問うべきは、移民への感情的な反発がうまれるのは何故か?それは防ぐことが出来るのか?ということです。

社会に感情的な反発が渦巻いているときに、理性的に「移民の待遇を改善した方が良い結果が得られる」とか「介護人材が必要だ」などと説いても民衆は聞き入れないでしょう。日本は民主国家ですから、社会の感情に政策を左右されます。民衆に移民への反発感情があるとき、「彼らが日本社会で排除されることなく暮らせるような制度や環境を整えること」を提言する政治家は当選しないでしょう。

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移民への感情的な反発を防ぐ方法がない限り、移民受け入れの結果は悪いものとなるでしょう。そして、その方法を私は知りません。

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私の不満は、移民問題について引用元の記事のような理性的な説得(事実や統計に基づく説得)はあっても、感情的反発が何故うまれるのか、それを防ぐ方法は何かについての言葉がないことです。それでは解決にならないのです。

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民衆、とくに経済的弱者の反発を防ぐことが出来ないのであれば(現状、できそうにない)移民の受け入れはするべきではありません。

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コメント

最低でも皇民化教育が必要!

問題は外国人ばかりになると、日本の習慣や文化が全く尊重されなくなることです。
そうなると地元の文化や習慣、土着の祭りや宗教なども完全に廃れてしまいます。
本来なら、新しい住人にそれらを引き継いで貰わねばならないのに、そうならずに別のものになってしまうのです。
これでは地域の統一性が保てないし、いずれ反発する状況も出て来るでしょう。
日本らしい和が無くなり、民族独立や宗教対立が国内で生まれかねません。
これを無くすのは、本来、教育のはずです。
明治維新の後、我が国は急速に国内統一の機運を作りましたが、それには教育の働きが大きかったと思います。
特に日本人を人種に関わらず一つにまとめたのは皇民化教育の働きが大きかった。
肌の色が違っても、同じ皇民なのです。これで心を一つにして働く事ができた。
ところが今日、皇民化教育などしようものなら大反対。
これではいずれ、日本の中でも対立が起きるようになる。
今のままでは、外国人増大と共に内戦が始まるのが既に計画されているようなものです。
それを避けるには、再び皇民化教育のようなものを全国的に行い、人種に関わらず日本人を一つに練り上げる仕組みをつくらねばならない。
それが出来なければ、外国人の長期的漸増により、日本はゆっくりと滅びます。
日本が無くなり、別の何かに変わるのです。
インカやアステカが、今の中南米の国になったみたいにです。

投稿: ななしさん | 2016年7月14日 (木) 12時27分

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