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2016年9月11日 (日)

援助が成功したからこそテロになる場合も

援助が成功したからこそテロになる場合も

中日新聞 社説:「不条理な死」をなくす 週のはじめに考える
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2016091102000106.html

二〇〇一年の米中枢同時テロから十一日でまる十五年。約三千人が死亡し、日本人も二十四人が犠牲になりました。今も世界はテロにおびえています。



加えて、職があっても一日三・一ドル未満で暮らす若者、いわゆるワーキングプアは世界で一億五千六百万人に達します。

圧政や腐敗と並んで、貧困は過激主義の栄養源です。社会の不公正を正し、民生を向上させる必要があります。

それは息の長い取り組みですが、日本が貢献できる分野です。「不条理な死」がなくなるように、国際社会と協調していかなくてはなりません。

貧困がテロの要因になることに異議はありませんが、テロ実行犯に富裕層の者がいたり高学歴の者が多いことを考えると、状況はもう少し複雑なのではないでしょうか。

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ほんとうに貧困で教育もなければ、富裕層の生活、外国の庶民の生活、自由や人権も知りません。そんな人間が、不平不満をもったとしても、それは外国にではなく本人の周囲に対してですし、テロを実行する為の資金も知識も持たないでしょう。つまり、不満を爆発させたとしても、それはローカルな犯罪であって、テロにはなりません。

援助が成功して、生活に多少の余裕が出来て、教育も受けられて自由や人権を知る。こういった時期がテロを誘発すると思います。

生活に余裕があれば、海外に出かけたりテロの為の武器や爆弾を買うことができます。教育を受けて自由や人権を知り、他国との格差を知るようになると矛先は他国に向きます。

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「貧困は過激主義の栄養源です。社会の不公正を正し、民生を向上させる必要があります」

そのことに反対はありませんが、その過程で危険な時期を通過することを意識して置かなければなりません。そして、効果のある援助は、援助先の社会を変革し、変革は(「昔の立場の方が良かった」などの)不満を持つ人間も産み出すことも意識しておくべきです。

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ピュアな心を失いたくはないですが、汚い現実にも対応できなければなりません。

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