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2016年9月27日 (火)

民主社会は民衆が動かすので

民主社会は民衆が動かすので

西日本新聞 論説委員の目:「加藤の乱」で失ったもの
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/editorialist/article/277349

世論に期待されながら党を割る決断ができなかった「加藤の乱」でつまずいた。秘書の不祥事で議員辞職にも追い込まれた。首相に最も遠い存在と感じた小泉氏がその座に就いたのはご承知の通りだ。

政治に「たら」「れば」は禁句である。しかし、加藤氏と山崎氏がリベラル政権をつくっていたら、今の政治にも別の光景が広がっていただろう。加藤の乱は日本政治のつまずきでもあった。

歴史にIfはありませんが、「加藤氏と山崎氏がリベラル政権をつくっていたら」どうなっていただろうか。日本の政治は今と変わっていただろうか。

経済については判らないが、外交、右傾化といったことについては変わらないか、いまよりも激しい右傾化や反中国・反韓国といった状態になっていただろう。何故なら、政治指導者が民衆の感情を無視することは(民主社会では特に)難しいからだ。

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中国には中国の事情があって、中国は海洋進出をしている。暴力的にでも進出するべき動機を彼らは持っている。日本への態度も(偉そうにする態度も)中国国内に理由があり、小泉さんが首相になったから偉そうにした訳でもなければ、加藤さんや山崎さんに(例え首相になったとしても)中国の態度を正す力なんてない。

つまり、「加藤氏と山崎氏がリベラル政権を」作ったとしても、結果として、中国は偉そうにし、暴力的に海洋進出する、尖閣諸島も侵略されるかもしれない。そういった状況で日本の対中感情はどんなものになるだろうか。

小泉さんや安倍さんなら、小泉さんや安倍さんが強気にするから中国が気分を悪くすると言い訳することも出来る。加藤さんや山崎さんだったら、中国に膝を屈し礼をつくしているのに侵略してくるということになる。結果、対中感情は今よりも悪いものになるだろう。

そして、加藤さんや山崎さんの政権は短命に終わり、対中感情の悪化が残ることになる。

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ドイツのメルケル首相は、人道的には正しい難民受け入れを行った。しかし、民族間・宗教間の軋轢を生みだした。ドイツは「右傾化」した。

単純に政治指導者が左翼的な、あるいはリベラルな政策を取れば良いというものではない。

私も中国と喧嘩したい訳でもないし、難民を可哀想だとも思う。しかし、下手な方法で融和しようとしたり助けようとすれば、却って悪い結果になる。

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政治は実用品、実用品は理屈の正しさではなく、結果で評価される。

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