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2016年9月22日 (木)

同調圧力

同調圧力

高知新聞:小社会 「誰も口にせぬ者はないが、誰も見たものはない。…
http://www.kochinews.co.jp/article/49926/

「誰も口にせぬ者はないが、誰も見たものはない。誰も聞いた事はあるが、誰も遇(あ)った者がない。大和魂はそれ天狗(てんぐ)の類(たぐい)か」。夏目漱石の「吾輩は猫である」で主人公の先生が作った短文の一節だ。背景に日露戦争の世相がある。



この大和魂の神話は不幸にして第2次世界大戦でも繰り返された。為政者が精神論を振りかざし、民衆もそれに酔う。集団主義や同調圧力のなせる業だろう。



異常な出来事があっても安易に周囲に同調しない。そのための「個人」に揺るぎはないか。事変85年のきょう、足元を見つめ直してみるのも有意義だろう。

同調圧力は、どちら側にもあるし、どちら側を向いた圧力もある。右翼の集団では右向きの圧力が働き、左翼の集団では左向きもの同調圧力が働く。ゆるぎない「個人」を求めることだって、個人を求めよという同調圧力の結果かもしれない。

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同調圧力に対して異議を唱えるのは「負けている側」だ。勝っている側は違和感や疑問を思えない。いま、右ではなく左の側から同調圧力という言葉が出ているのは、左の側が負けているからだろう。

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同調圧力も人権も自由も重要な概念だけれど、そこに乗る具体的な内容、つまり例えば「同性であるが故に結婚できないのは、人権侵害だ」などの主張される内容こそが欲しい(実現したい)内容であって、同調圧力という言葉も、人権という言葉も、自由という言葉も、その為の道具にすぎない。

こう言うと真面目な人は怒るだろうけれど、これらの言葉は「お徳用パック」のようなセールストークだったり、力の強い立場の人間が押し切るためにも使われる言葉なのだ。

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