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2016年9月 2日 (金)

ロボット兵器は止められないだろう

ロボット兵器は止められないだろう

毎日新聞:ロボット兵器 戦争をゲーム化させる
http://mainichi.jp/articles/20160831/ddm/005/070/104000c

人の手を介さずに、人工知能(AI)を搭載したロボット兵器が自ら判断し、「敵」を殺傷する。そんな自律型ロボットによる戦争が現実になろうとしている。



人を殺傷しても、現場から遠い操縦室では被害者の苦しみも恐怖も感じない。攻撃の決断まで機械にゆだねることになれば、戦争を現実感のない「ゲーム」にしてしまう。



自制なき技術開発は、従来の戦争の概念を大きく変えることになる。私たちは大きな転換点に立っている。規制の国際的な議論を急がなければならない。

技術は拡散する。短期間ならともかく長期に渡って独占することは出来ない。なぜなら、ある人間集団に出来るものが他の人間集団に出来ない理由はないからだ。しかも、後追い集団にとっては「出来る/作れる」つまり「答えがある」ことが証明されている。

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ロボット兵器を禁止しようとするなら、全ての国が禁止条約に参加しなければ、結局のところ禁止はされないだろう。なぜなら、ロボット兵器を使う相手に、使わないで勝てるとは思えないから。

自分が使わないで、相手が使って、でも、なんとかなる兵器なら禁止もされるだろうが、ロボット兵器はそうではない。

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「戦争を現実感のない『ゲーム』にしてしまう」

人類は、より遠くから敵を攻撃できるように努力してきた。最初は素手、次に棍棒や石、槍、弓矢、銃、大砲、ミサイル。

そして、遠くから攻撃できるようになる度に「現実感」は減っていった。ロボット兵器も、この流れの上にある。

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しかし、戦争をゲームのように感じているのは、兵士や軍人よりも一般人、あるいは政治家やマスコミではないだろうか。

戦争、実際の殺戮行為との距離や現実感でいえば、一般人や政治家やマスコミは軍人よりもはるかに遠くにいる。ある意味、ロボット兵器は軍人を(マスコミを含めての)一般人の立場に近づけるだけだとも言える。

民主国家においては国民(一般人)の代表が戦争を始めるかどうかの決定をする。そして、その決定者は、ロボット兵器があろうがなかろうが、殺戮行為とは遠い距離にある。つまり、「戦争を現実感のない『ゲーム』にしてしまう」という意味では、戦争開始の決断にロボット兵器は影響を与えないだろう。

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