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2016年9月 9日 (金)

戦前と戦後の類似点

戦前と戦後の類似点

中日新聞 社説:戦後の「公共」守らねば 今、憲法を考える(10)
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2016090902000121.html

歴史の読み方として、一九三五年を分岐点と考えてみる。天皇機関説事件があった年である。天皇を統治機関の一つで、最高機関とする憲法学者美濃部達吉の学説が突如として猛攻撃された。

なぜか。合理的すぎる、無機質すぎる-。現人神である天皇こそが統治の主としないと、お国のために命を捧(ささ)げられない。「天皇陛下万歳」と死んでいけない。機関説の排除とは、戦争を乗り切るためだったのだろう。



軍国主義につながる要素を徹底的に排除した。そうして平和な社会の実現に向かったのは必然である。自由な「公共」をつくった。とりわけ「表現の自由」の力で多彩な文化や芸術、言論などを牽引(けんいん)し、豊かで生き生きとした社会を築いた。平和主義が自由を下支えしたのだ。九条の存在が軍拡路線を阻んだのも事実である。

戦前の軍国主義と戦後の平和主義。どちらも極端で現実を見ていない。思想優先。

例えば、朝日新聞は戦前と戦後で180度方向を変えたけれど、思想優先で現実を見ていないという意味では変わっていない。

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原理、思想、理想、こういったもの無しに人間は生きられない。しかし、現実を軽視していては、不幸な結果になることも間違いない。

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自分はアンチ左翼ではあるけれど、その主張に見るべきところがないとは思わない。ただ、手法がまずかったり、極端だったりする。例えば、寛容も多文化も実現できればすばらしいけれど、下手にやろうとすると国内で民族紛争を起こしてしまう。隣人同士が憎しみあい殺しあう社会を産み出してしまう(いま、ヨーロッパで起きつつあることだ)。

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左翼には頭が良く、筆が立つ人々が多い。こういった方々には現実を見据えた活動をしてもらいたいものだ。

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コメント

>戦前の軍国主義と戦後の平和主義。どちらも極端で現実を見ていない。思想優先。

同感です。
戦前、日本陸軍は日本は絶対降伏しない、一億玉砕、崇高な理想の為に日本人は全員死ぬのだ・・・と言っていた。
今、日本の平和主義者は、日本は平和国家、日本人が何人殺されようが日本だけは反撃してはならず、核を撃たれても反撃せずに、崇高な平和の理想の為に一億玉砕死ぬべきだと絶叫しています。
どこに違いがあるのか。
戦後の平和団体と戦前の日本陸軍は全く同じで、しかも同じ精神主義のパターンに支配されている。
わたしには、最早ついていけません。
そろそろご聖断を受けて、日本は軍の再建と核武装の、世界的に見て普通の人の一般的な考え方にもどるべきです。
そして理想の為に非武装手無抵抗で死ぬのでは無く、強力な武器を手に取り身を守って絶対に生き残る道を選んで欲しいです。
極端に走り、日本人全滅の道を選んではならないのです。

投稿: ななし | 2016年9月 9日 (金) 23時20分

残念ながら今上陛下も皇太子も、ご聖断なんか仰ごうものなら、「日本国憲法を守り平和主義で行きましょう」としか、言わないだろうな。昭和天皇のように聡明な方々ではないのかもしれない。 

投稿: あれー | 2016年9月12日 (月) 14時29分

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