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2016年9月12日 (月)

民主政治と国籍

民主政治と国籍

Newsweek:「国籍唯一の原則」は現実的か?――蓮舫氏の「二重国籍」問題をめぐって
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/09/post-5804.php

蓮舫氏に対し、「二重国籍」の可能性を問題視するような指摘について、筆者は大きな疑問をいだく立場である。日本国籍を持っている以上そもそも何の違法性もなく、差別的で理不尽な追及だ。「単一民族神話」を前提とする偏狭な国家観、国籍観の表れだろう。

民主国家において大事なのは何だろうか。言論の自由なども大事だけれど、最も大事なのは「誰が政治的権利を持っているか」だ。誰に発言権があり、誰には無いのか。誰が投票でき、誰が投票できないか。つまり、国籍だ。

そして、この権利は差別的だ。この権利は、生まれで決まる。誰の子供として生まれたか、どこで生まれたかによって参政権があったり無かったりする。生まれで決まる政治的権利、これを差別と言わずして何を差別と言おうか。

また、「誰か国民か(政治的権利があるか)」は非民主的に決定されている。なぜなら国民が存在する前に、国民とは誰かを決めたのだから民主的に決める事は不可能だ。

  *       *      *

民主政治は差別に基づいて成り立っているが、これは日本だけの事でも、いまに始まった事でもない。世界中の民主国家で国籍は生まれに基づいて決まっているし、古代ギリシャの民主政治でもおなじだ。

差別なく、あらゆる人間に政治的権利を認めた国家は、いままで存在しなかったし、これからも存在しないだろう。

  *       *      *

蓮舫さんが一般市民であれば、あるいは政治家ではなく芸能人であれば、ここまでの騒ぎにならなかっただろう、また騒ぎになったら差別的であると言っても良いかもしれない。

しかし、蓮舫さんは有力政治家であり、場合によっては首相になる可能性だってある立場にある。そんな人間の国籍の確認を、つまり政治参加の正当性の確認を求めるのは当然ではないだろうか。

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コメント

太古の時代の、福祉と言う概念がない時代ならば、民衆の立場はもっぱらお上に奉仕するだけの存在でしたから、そうした役目を担ってくれるのであれば、今ほどに身元認証が求められる事はないでしょう。ただし、なにがしかの特権に与れる人間に限っては話は別であるはずです。

投稿: DUCE | 2016年9月12日 (月) 19時28分

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