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2016年10月25日 (火)

自己責任論・全体主義と個人主義

自己責任論・全体主義と個人主義

西日本新聞 提論:【「自己責任」論】
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/teiron/article/284107

しかし、昨今は、同じ「自己責任」論もトーンが変わってきている。日本の財政難が危惧され、社会的弱者は、税金を無駄に費やし、「真っ当に」生きている多くの国民に「迷惑をかけている」という“熱い積極的否定”が目に付くようになった。ここまで来ると、むしろ全体主義的である。

生活保護をターゲットに、主に貧困層に向けられていたバッシングは、今や“医療保険を食い物にする「自己責任」の病人”にまで拡大している。次は一体、誰だろうか?

これを全体主義的と言うのは誤っていると思う。何故なら、個人に全体への奉仕を求めているのではなく、税金の無駄遣いに対する意識の高まりの結果であり、税金は自分が払ったお金だという意識の高まりの結果だからだ。

つまり、自分の金が使われている、自分なら援助しない人間に税金が使われている。これが無くなれば自分が払う税金も減るのではないかという感覚であり、これは全体主義というより個人主義ではないか。

  *        *       *

税金の無駄遣いに対する意識の高まりは悪いことではない。しかし、その結果が良いものだとは限らない。人間が判断するのだから、間違っていることがあるのも仕方のないことだ。

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自分の金が盗られていると感じている人間に「全体主義的だ」と非難したところで意味がない。言われた人間は「何かピンと外れの悪口を言われている」としか感じないだろうから。

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コメント

平均的な人の3倍も5倍も税金を長年払っていても、受けられるメリットが3倍も5倍も無いのは明らかなのに、一人一人が受けられるメリットを平等にせよというのは、ただの乞食根性だよね。 それでも、困った国民に生活保護給付するのは正しい。 累進課税は、やっぱりオカシイ。  

投稿: 北極熊 | 2016年10月25日 (火) 13時40分

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