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2016年12月19日 (月)

現場のエンジニアとしては

現場のエンジニアとしては

琉球新報:「県民は感謝すべきだ」 四軍調整官、沖縄県抗議に反論
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-411961.html

安慶田副知事によると、ニコルソン氏からは「抗議書の中にパイロットに対する気遣いがあってもいい」「政治問題化するのか」などの発言も聞かれ、怒りを示す場面もあったという。抗議に加え、オスプレイの飛行中止と配備撤回を要請した安慶田副知事は「謝罪も全くなかった。抗議文を渡す時も顔色を変えて怒っていた。人間性を疑う」と憤った。面談は約30分、非公開で行われた。

ニコルソン氏はその後の会見で一転、「今回のことは誠に遺憾。申し訳ないという思いだ」と謝罪の意を示した。一方で「訓練にはリスクを伴い、危険も伴うことはある。ただそのリスクは、お互いの国の防衛を守る意味で必要だ」と訓練における事故を前提としたような発言もあった。

抗議している人々と米軍のニコルソン氏、現場のエンジニアとしては、ニコルソン氏の方に共感する。実際に手足を動かして何かを作ったり運用したりしている立場の人間なら、私と同じく、ニコルソン氏の方に近いのではないだろうか。

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「抗議書の中にパイロットに対する気遣いがあってもいい」

事故時のパイロットが自分の命だけ考えて行動し、下のことなど気にしなかったらどうなるだろうか。問題の発生した機体を操縦して、住民のいない場所、いなさそうな場所をさがす、命懸けの勇気ある行動だ。私には飛行機なんて操縦できないけれど、勇気ある行動であることは理解できる。

ミスがあり事故があっても現場の人間への心遣いはあるべきなんじゃないだろうか。そういった心遣いが出来ないのは人間としてどうかと思う。

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「訓練における事故を前提としたような発言もあった」

人間が行動するとき、必ず事故の可能性がある。神ならざる人間は完璧ではないのだから。事故を前提としているから悪であるならば、自動車保険は悪のかたまりだ。

事故ゼロを求めて行動することは良い。しかし、事故への覚悟や備えをすることを悪いことであるように言うのには共感できない。

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「面談は約30分、非公開で行われた」

他言しないと約束したのではないだろうから、面談内容をマスコミに話したとしても良いかもしれない。しかし、あまり行儀の良い行いとは思えない。他言されるとなると、本音の話やここだけの話が出来なくなる。

相手と協調して良いものを作ろう、良い状況を作ろうと思うなら、相手との信頼関係は大事だ。

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沖縄で抗議する人々、抗議を支援する人々の行動は、クレーマーのようで共感できない。ニコルソン氏に問題が無いとは言わないが(軍の高官なら政治的発言や配慮も必要だ、騒がれるのは良いことではない)、自分が一緒に仕事するなら、抗議する側のような人ではなく、米軍のニコルソン氏のような人が良い。

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