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2016年12月27日 (火)

宗教の違い、価値観の違いを無視していては

宗教の違い、価値観の違いを無視していては

日本経済新聞 社説:欧州は結束固め危機の連鎖を防げ
http://www.nikkei.com/article/DGXKZO11118780X21C16A2EA1000/

しかし、欧州の主要国が二度と戦火を交えないため重ねてきた欧州統合を後退させては、欧州や世界の安定を損なう。経済や雇用にも悪影響を与えるのは確実だ。そうした点を各国の主要政党は粘り強く訴える必要がある。

同時に、極右政党台頭の背景にある欧州市民の不安や不満にもしっかりと目を向けてほしい。

テロ対策の強化は最優先課題だ。また中東や北アフリカから受け入れた難民が地域社会に溶け込めるように、言語教育などの地道な対策を講じることも、長い目でみたテロ・治安対策になる。

この社説には書いていないことがある。

「難民が地域社会に溶け込めるように、言語教育などの地道な対策を講じる」などとあるが、宗教の違い、価値観の違い、風俗習慣の違いを無視していることだ。こういった事は言語教育だけでは克服できない問題だ。

例えばイスラムの女性の服のブルカ。こういった服装を着ること着ないことの意味をどう考えるか。

また、女性の社会的地位の違いは女性への態度の違いとなって表れる。一歩間違えば婦女暴行事件を引き起こし兼ねない。片方は「女性がOKサインを出した」と思い、もう片方が「そんな事はない」と評価したら、性的暴行の被害者と冤罪被害者がいっぺんに生まれてしまう。

食べ物もそう。誰かの家を訪ねて出されたものを食べなかったら、どういうメッセージになるだろうか。現地の食べ物を食べることは、現地の社会に溶け込む意志を示すことになる。逆に、私達の為に特別な食事を用意してくれと言われたらどう思われるだろうか。

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こういった事を変えてくれと難民に要求すること、つまり宗教的価値観に基づく行動を変えてくれ、具体的にはイスラム教的価値観に基づく行動をキリスト教的な価値観に基づく行動に変えてくれと要求することだが、それは出来るだろうか。

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引用した社説の筆者も言語教育だけで社会に溶け込めるなどとは思っていないだろう。しかし、それ以上のことは宗教や価値観に踏み込まねばならない。踏み込めば、寛容や自由を侵害するかもしれない。あえて言及しなかったのだろう。

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寛容であること、多民族を受け入れることに対して、覚悟も用意もなく大量の難民を受け入れたら事件事故が起き、排斥運動が起きるのも当然だ。

宗教や価値観の違いに鈍感であってはならないのだ。鈍感であること無神経であることと、寛容であることは違うのだ。

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