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2016年12月21日 (水)

全ての押し付けは「悪」なのか

全ての押し付けは「悪」なのか

ハフィントンポスト:「独身ハラスメント」批判の内閣府の婚活会議、提言案で「婚活メンター」などは削除
http://www.huffingtonpost.jp/2016/12/20/dokushin_n_13737430.html?utm_hp_ref=japan

検討会の委員で、これまでの案に反対意見を表明していた労働政策研究・研修機構の副主任研究員、内藤忍さんは「世の中の人々の声を受け止めてくれた結果」と提言案を評価した。一方で、今後この案を元に作成される自治体向けのガイドラインやマニュアルについて「本当に、セクハラや押し付けにならない婚活支援に企業の現場が取り組めるように、中身を作って欲しい。問題のある取り組み内容が削除されたが、あくまでも提言の例示から外れたにすぎない。来年度以降も中身を注視することが必要」と話した。

「女性と人権全国ネットワーク」の佐藤香さんは「そもそも結婚する人、しない人など、多様な生き方がある中で、そもそも結婚する人に予算をつけるというのは不平等ではないか。『価値観の押し付けにならないように配慮する』と記載されるなど、言葉が追加されても、本質的な考え方は変わっていない。検討会とその基礎になっている一億総活躍プラン自体がおかしいのでは」としている。

生き方の多様化に反対はしないけれど、標準を提示された方が楽に生きられる人間もいるんじゃないか?

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こういった微妙な問題になると「押し付けてはいけない」という意見がでる。しかし、押し付けられた部分がゼロの生き方なんてあるのだろうか。人間は、生まれてから様々なものを学ぶ。その過程で押し付けがゼロなんてありえない。

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政府が社会に影響をあたえようと行動するとき、そこに「押し付け」がゼロなどということはありえない。例えば環境問題にしたってそう。環境に配慮することは良いことだという考えを押し付けている。

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政府が行動するとき、力を持った人間(or組織)が社会に影響を与えようと行動するとき、そこに押し付けがゼロということはありえない。問題は、押し付けの内容と方法なのではないだろうか。

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押し付けることをタブーにしていては、社会を変革することなんて出来ない。いや、私は社会を変革したい訳じゃないけれど、社会に影響を与えよう、社会がこうなったら良いなと行動するならば、そこに押し付けが存在することは避けられない。

押し付けを忌避する人々は、「いまのままが都合の良い立場、既得権益を持っている人間」か「自分の行っている押し付けに無自覚」かのどちらかだ。

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社会や政府は適度な押し付けをするべきだ。その方が楽に生きられる人間も多いのだから。

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