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2016年12月 2日 (金)

人間的な仕事の悲劇

人間的な仕事の悲劇

ハフィントンポスト:人工知能が既存のビジネスを破壊しはじめた
http://www.huffingtonpost.jp/casey-wahl/ai_business_b_13300080.html?utm_hp_ref=japan

私たちの開発したチャットボットは、紹介先の企業の面接官(または採用候補者)の都合を聞く。それが入力されたらすぐに、調整相手のもとに調整の打診が届く。面接日時の変更のオファーもこなせる。LINEでいつでも気軽に一瞬でスケジュール調整ができてしまう。

いちいちメールで「Wahl and Case CEO Casey様 いつもお世話になっております・・・」と、おきまりの面倒な文言を書くこともなく、返信を忘れることもないし、現職の方であれば会社内にいてヘッドハンターからの電話に出られない、ということも避けられる。



では、全てのヘッドハンターの仕事がチャットボットに置き換えられるか、というとそうではない。現在勤めている会社での不満を聞き出したり、真に求めているものが何かを会話の中から探りだしたり、面接後にどのような不安があるのかを聞いたり、感情に関わることは、人間の方が得意だ。チャットボットと人間が仕事を分担することで、ヘッドハンターは真に重要な仕事にもっと多くの時間を使えるようになる。顧客へのサービス向上に時間を使えるということだ。

単純労働や単なるスケジュール調整、こういったことから科学技術・人工知能は人間を開放してくれる。その結果、人間はより重要な人間的な仕事を行うようになる。

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それはそれで好ましいことではある、だが、残る仕事は人間の能力差が大きく出てくる種類の仕事でもある。

電話をかけたりメールを出したりしてスケジュール調整する。この為のコスト(時間、必要な機材)は、出来る人でも出来ない人でもあまり変わらない。手順(セオリー?形式?)が決まっていて、そこから逸脱しなければ大きな失敗もなく劇的な改善も難しい。しかし、セオリーが決まっていないこと、「感情に関わることは、人間の方が得意」だけれど、その種の仕事の能力は出来る人間と出来ない人間の差が大きい。

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非人間的な仕事を排除していけばいくほど、仕事が人間的なものになるほど、格差が大きくなる。これは悲劇だろうか、喜劇だろうか。

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