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2016年12月 5日 (月)

恥を知るべきなのは

恥を知るべきなのは

NHK:BS 世界のドキュメンタリー 世界に増殖する“壁”
http://www6.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/?pid=161124

不法入国を試みる人、検問所で待つ人、国境警備員。立ちはだかる“壁”を挟んでさまざまな思いが交差する。3つの国境を訪れ、国を分断する壁にまつわる人間ドラマを描く。

世界は今、“壁”によって分断されている。子供を養うためにモロッコとスペインの国境を毎日行き来する母親。ジンバブエでは、人々は川を渡って南アフリカへ不法入国を試みる。その境遇を理解する警備隊員は任務と良心との狭間で苦しんでいる。アメリカとメキシコの国境は監視カメラとヘリコプターで厳重に監視されている。世界中で“壁”によって人生を翻弄される人々の想いを美しい映像とともに伝える。

メキシコからアメリカに命懸けで国境を越えようとする人々がいる。そういったドキュメンタリーを見ていると、トランプ次期大統領的な排外主義は恥ずべきもののように思えてくる。

排外主義は良いものではないだろう。しかし、それだけでは、そう思うだけでは足りないのではないか。

足りないものは、国境を越えようとする側の状況とその原因や責任への関心だ。

メキシコからアメリカへ命懸けで越えようとする。それは何故か?その責任は誰にある?

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国境を越えようとする人間にとっては、メキシコの状況が、命懸けであってもアメリカに行きたいほど酷い状況だということ。

では、その原因と責任は誰にあるのだろうか?

それは、メキシコ政府とメキシコ国民にある(メキシコは民主国家なのだから、メキシコ国民に責任が無いというのは許されない)。

トランプが恥を知るべきならば、メキシコも恥を知るべきだ。

  *       *       *

トランプ的なものを非難するのは簡単だけれど、それだけでは、まだ足りない。

入ろうとする人々を拒絶する国があるならば、命懸けでも入ろうとする人々を生み出す国がある。そういった国を非難しないで、拒絶する国を非難していては、なにかが不公平だ。

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日本からアメリカやその他の国に移民(国籍変更・帰化)したい人間はいるかもしれないけれど、不法であっても命懸けでも渡りたいという人間はそうはいない。メキシコにはいるけれど、日本にはいない。そういう意味では日本政府は良い政府であると言える。

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入国を拒否する側への非難だけでなく、出す側への批判や援助という視点も必要なのではないだろうか。

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