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2016年12月 9日 (金)

ドイツの右傾化

ドイツの右傾化

CNN:メルケル独首相、顔覆うベールの全面禁止求める
http://www.cnn.co.jp/world/35093314.html

ドイツのメルケル首相は6日、イスラム教徒の女性が顔や体の全体を隠すベールについて、着用を全面的に禁止するべきだと述べた。

メルケル氏は与党・キリスト教民主同盟(CDU)の会合で「全てを覆うベールは我が国に合わない」「法的に可能な全ての場所で禁止するべきだ」と語り、聴衆は長い拍手でこれに応えた。

服装は個人の表現であり主義主張の表れでもある。それを制限するということは、ある意味において思想信条の制限でもある。宗教に基づく服装を禁止するということは、その宗教を禁止するに意味にもなりえる。

だから寛容で自由な国家では、服装は制限されない。

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ドイツは民主国家で寛容な国であることになっている。メルケル首相は、難民受け入れに積極的だったし、EU内部でも難民受け入れに前向きの発言をしてきた。つまり、過去の発言や行動からすると、こういった発言をする人ではなかった。

メルケル首相でさえ、服装制限を主張し支持者に拍手で迎えられているというドイツの状況がある。これは、ドイツ全体が右傾化している事を示している。リベラルなはずの政治家が、何年か前の極右政党と同じことを言っているのだから。

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ドイツでは来年、大きな選挙があるそうだ。その選挙で極右政党は勢力を伸ばすだろうか、伸ばさないだろうか。

私には予想なんて出来ないけれど、メルケル首相は勝利するかもしれない、極右政党は議席を伸ばさないかもしれない。しかし、それは右傾化が止まったことやリベラルが勝利したことを意味しない。政党としての勝利や敗北ではあるかもしれないが、政策としては右翼側のものが実行されるのだから、右翼の勝利と言えるだろう。

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メルケルでさえ右傾化している。

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