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2017年3月16日 (木)

政党としての勝利はなくても

政党としての勝利はなくても

日本経済新聞:オランダ下院選、極右躍進ならず 与党が第1党維持か
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFK16H01_W7A310C1000000/

15日投開票のオランダ下院選挙(定数150議席)で、ルッテ首相率いる中道右派の自由民主党(VVD)が31議席程度を獲得し、第1党を維持する見通しとなった。「反イスラム」などを主張し、一時は世論調査でトップを走っていたポピュリズム政党で極右の自由党は現有の12議席から19議席程度へ議席を伸ばしたものの、終盤にかけて失速し、VVDに差を広げられたもようだ。

政党としての勝敗については、第1党になれなかったことを「躍進ならず」と言うこともできますし、「現有の12議席から19議席程度へ議席を伸ばした」ことを勝利と言うことも出来ます。

政党としての勝敗は、曖昧と言うか言いたい人が言いたいように言える状況のようです。

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では、政策・方向性としての勝敗はどうでしょうか。

人々の生活に影響するのは、どの政党が勝ったかではなく、どんな政策が実施されるか、です。ですから、政策・方向性としての勝敗は政党や政治家の勝敗よりも重要です。

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オランダの総選挙は比例選挙で多数の政党が議席を得て、結果、複数の政党の連立政権となり、その成立まで時間がかかるそうですから、何が起きるか判らないところもありますが、自分は、極右の勝利と言ってよい状況になると思います。

たとえ第1党なれなかっかとしても、国民の支持は大きくなっていますし無視できません。無視して政策を実施すれば、次の選挙での敗北は確実でしょう。ですから、政党として極右政党は政権に入らなくても、政策としては極右のものを取り入れることになるでしょう。

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日本での例ですが、「新しい歴史教科書をつくる会」が歴史教科書を作ったときの事を思い出します。結局、その教科書は売れなかった(採用されなかった)けれど、教科書の内容が保守よりに変化したことがあります。

子供達に影響するのは、その教科書を誰が作ったかではなく、その教科書の内容です。ビジネスとしては敗北かもしれませんが、政策や社会への影響ということで言えば勝利です。

同じようなことが、オランダでも起きるでしょう。政党としては負けであっても、政策としては勝利といえる結果になるのではないか、と予想しています。

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