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2017年3月17日 (金)

昨日の続き

昨日の続き

毎日新聞 社説:オランダ下院選 楽観できぬ極右の失速
http://mainichi.jp/articles/20170317/ddm/005/070/100000c

ルッテ首相が、極右に票が流れることを阻止しようと移民への厳しい姿勢を強めた影響もあるだろう。

首相は今年1月、イスラム系移民を念頭に、男女平等などオランダの価値観に同意できない者は「この国にとどまるべきではない」と訴える新聞広告を出し、移民の増加で伝統が破壊されることへの国民の不安を鎮めようとした。

だが言い換えれば、移民を警戒するオランダ社会の分断の芽は消えていないとも言える。緊縮財政や不安定な雇用、経済格差の広がりなどによる国民の政治不信を解消していかなければ、今後も極右勢力の浸透を防ぐことはできない。

昨日、政党としては極右政党に勝っても、政策が右翼に引っ張られるだろうという記事を書いた。それはある意味間違いだ。だって、既に始まっているのですから。

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「移民の増加で伝統が破壊されることへの国民の不安を鎮めようとした」

その手法は極右政党よりは多少はマイルドかもしれませんが、目指すところや結果にあまり違いはありません。メッセージは同じで「自分達の価値観が気に入らない(同意できない・従えない)なら来てくれるな」です。

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だが言い換えれば、移民を警戒するオランダ社会の分断の芽は消えていないとも言える。緊縮財政や不安定な雇用、経済格差の広がりなどによる国民の政治不信を解消していかなければ、今後も極右勢力の浸透を防ぐことはできない。

う~ん、「不安定な雇用、経済格差の広がり」が右傾化の理由なんでしょうか?私には。人間の持つ異文化・異民族に対する生理的な嫌悪(マイルドに言うなら違和感)が原因のように思えるのです。

例えて言うなら、日本ではラーメンを啜って音を出すのは問題ありませんが、それをオランダでやったらどうなるでしょうか。「寛容」な価値観をもつオランダなら表面的には受け入れてくれるかもしれません。しかし、生理的な反感や嫌悪感を覚える人も多いでしょう(イスラムとオランダの間でも同じような差異はあると思います)。こういった細かい嫌悪感や違和感、生理的であるから意識しずらい不快感の積み重ねが移民排斥・極右の伸長の原因であると私は思います。

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「不安定な雇用、経済格差の広がり」に移民排斥の原因を求めていては、判断を誤るのではないでしょうか。

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