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2017年3月14日 (火)

自民党の構造的な優勢

自民党の構造的な優勢

毎日新聞 社説:民進党 政権奪取の気迫乏しい
http://mainichi.jp/articles/20170314/ddm/005/070/091000c

安倍内閣との対立軸を意識することは大切だが、政策で付け焼き刃の対応をするようでは逆に信頼を損なう。このままでは万年野党になってしまう危機感を持つべきだ。

蓮舫代表は「国民に(安倍内閣と異なる)選択肢を示す政党だと伝えたい」と強調した。了承された活動方針は「人への投資」を優先し、教育無償化の実現に取り組む姿勢などが盛り込まれた。

安倍内閣の内政は給付型奨学金制度の創設や、同一労働同一賃金に向けた働き方改革など、リベラル色の強い民進党に接近している。それだけに与党との違いを具体的な政策でどう説明していくかが課題となる。

自民党は、野党(民進党など)のアイデア・政策案をパクること(参考にすること)が出来る。政策に知的所有権はないし、国民にとっては良い施策を実施してくれるなら文句はないのだから。

さらに言えば、自民党は与党だから、実務者としての経験から野党のアイデアを改善することも出来るし、実施したら得点になる。

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理論的には、民進党も自民党の政策をパクる(参考にする)ことができるが、「対立軸を意識」したり「与党との違い」を強調したいと思うならば、パクることは出来ない。なぜなら違いを強調するためには大幅な修正が必要で、大きく修正するなら参考にする意味はなくなる。

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つまり、政策のアイデアが、民進党から自民党に流れることはあっても、自民党から民進党にながれることはない。これでは、自民党の政策についてのアイデアは豊かになり、民進党のそれは痩せ細って硬直化してしまう。

これは「違い」を強調しようとするならば、避けられない構造的な問題だ。

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「違い」を強調しようとすることで、もうひとつ野党に不利になることがある。それは、与党が捨てた政策やアイデアを拾ってしまうことだ。与党が絶対にしないような事を主張すれば、与党との違いを大きく主張することが出来る。しかし、自民党が捨てたのには理由がある。実施するのが簡単ではない、実施したら不幸なことが起きるからこそ捨てたのだ。

実例では、脱原発の問題だ。自民党が「再稼働への世論が依然として厳しい」のに再稼働を進めるのには経済的な問題があり、表面的な世論では反対が多数派であっても、無理して脱原発することで起きる反作用が酷いものであるからこそ、自民党は脱原発を急がない。

小規模な政党、万年野党、安定した野党であれば、自民党が捨てたアイデアや政策(そのなかでも口当たりの良いもの)に拘っていれば良いかもしれない。そうすれば多数派にはなれなくても安定した少数ではいられるだろう。しかし、政権を狙うような政党にとっては採用できることではない。

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政権与党は、それだけで有利だ。政権を狙う野党は「違い」にばかり拘っていては、政権を獲ることは出来ない。

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コメント

民主党政権が出来た頃は、2大政党制も悪くはないが、民主党と自民党は何が違うのかが分からなかった。過去の自民党の政策に反対して選挙受けする政策も、埋蔵金など見つからず、事業仕分けパフォーマンスでそれをごまかし必要な予算まで削り、財源ないまま子供手当てをばら撒いて、辺野古は県外と言って外交がSTOPしたあげくお手上げして、東日本大震災の対応が下手糞であり、小沢さん一派を追い出した頃から国会で過半数持っているのに何も決められなくなった。親中国、親韓国、親朝鮮、親在日外国人という点だけが共通項の党だった。と言う事。バレてるので再起はないだろう。 

投稿: 北極熊 | 2017年3月14日 (火) 14時11分

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