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2017年6月 9日 (金)

日本国憲法は国民に沈黙を要求するか

日本国憲法は国民に沈黙を要求するか

神戸新聞 社説:自民の改憲論議/首相主導の方向が鮮明に
https://www.kobe-np.co.jp/column/shasetsu/201706/0010263260.shtml

それでも自民党が首相の考えに沿った提案をすれば、これまでの流れを無視する形になる。国民の反発も招き、首相がいう「静かな環境」での議論とは程遠いものになりかねない。

そもそも、憲法を順守すべき首相が改憲案を提示すること自体、違憲の疑いが指摘される。党総裁との立場の使い分けはこじつけとしか映らない。

気になるのは自民党内の議論の低調さである。同党が12年にまとめた改憲草案は「国防軍の保持」を明記するなど、首相の提案とは大きく異なる内容だ。その点を指摘する石破茂元幹事長は孤立気味とされる。

日本において首相は「もっとも国民に支持をされている政治家」だ。間接選挙ではあるけれど最大票を集めた政治家が首相となるのだから。その政治家に憲法について語るなと言うのだろうか。

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私には法律理論を精緻に議論することは出来ない。「そもそも、憲法を順守すべき首相が改憲案を提示すること自体、違憲の疑い」があるかどうか判断できない。しかしこれが正しければ、首相が、つまり、もっとも国民に支持をされている政治家が、憲法の改正案を提示できないということになる。

国民に支持されている政治家が憲法案を示せない? これは民主的だろうか、政治的な自由がそこにあるだろうか。

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国民に沈黙を要求する憲法が存在していけない理由はない。例えば中国の憲法では、国家は中国共産党の指導に従うそうだ。つまり仮に中国の国民が民主的に政治家を選んだとしても、その政治家は中国共産党の指示に従わねばならないと言うことだ。中国共産党が黙れと言えば黙らねばならない。

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日本国憲法が国民に沈黙を強いるようなものであるかどうか私には判断できない。しかし、支持されて首相になった政治家に憲法案を提示させないとしたら、日本国憲法は国民に沈黙を強いる非民主的な憲法であると言うことはできる。

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