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2017年6月25日 (日)

不寛容な時代

不寛容な時代

J-CAST:「消防車で団員が食事に」で謝罪 ネット「ご苦労様で済む話」
https://www.j-cast.com/2017/04/27296715.html?p=all

愛知県一宮市にあるうどん店の駐車場に消防車が駐車していて、消防団員らが昼食をとっていた、と地元新聞が取り上げた。市の消防本部が「適切ではなかった」と謝罪した事も記事では触れている。

しかし、食事をしていた7人は消防署の職員ではなく、ボランティア的性格のある消防団員であり、打ち合わせが終わっての帰宅途中だったため、ネット上では「新聞が取り上げるほどの話か?」「昼飯くらい食べに寄るだろ」などといった感想が多く出る事になった。

「けじめ」というものがあるので良いことだとは言えないが、程度な「ゆるさ」がなければ息がつまってしまう。感覚的な物言いで申し訳ないが、昔よりも今のほうが、こういった事に対して厳しくなっていないだろうか。昔より簡単に通報できるし、ツイッターなどで炎上も起きるようになったことが、悪い意味での「ゆるさ」を退治してきたが、行き過ぎていないだろうか。

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私に取って問題は(判断基準は)、正しいか正しくないかではなく「結果として何が起きるか」だ。

けじめや規律の欠如は事故をもたらす。場合によっては命懸けになる消防団では言葉どうりに命にかかわる。しかし、消防車が必要な仕事をして、その帰りに食事をすることが、問題だろうか。

消防車で食事に行ったみたいに見えてしまうのが良くないことは判る。しかし、これは行き過ぎではないだろうか。

他人の目を意識することが必要なのは理解できるけれど、行き過ぎだ。

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佐藤栄作、田中角栄、金丸信、こういった政治家の時代、有力政治家が何億円もの収賄で有罪になったり、家宅捜査で金の延べ棒がでてきたりと豪快だった。それに比べて現在の政治家はどうだろうか。現在の政治家がお金の問題でトラブるときには、政治資金を公私混同したりパーティ券を(そうとは気が付かずに)ヤクザ的な人に買ってもらったりと、金額も内容も小粒になった

昔に比べて、政治と金の問題で言えば、政治はクリーンになった。政治は「正しくなった」と言うことが出来る。

では、佐藤栄作、田中角栄、金丸信、こういった時代の政治家と現在の政治家(例えば安倍さん)を比べて、どちらが良い政治をしているだろうか。庶民にとって、どちらが良い暮らしをもたらす政治だろうか。

私には、悪くはなっていないけれど、良くもなっていないように思える。

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現代は、「正しく」なっているけれど、良くはなっていないように思える。つまり、不寛容になっただけではないか。

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