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2017年6月 1日 (木)

どれくらい偉いの?

どれくらい偉いの?

新潟日報 社説:「共謀罪」審議 異論切り捨てを危惧する
http://www.niigata-nippo.co.jp/opinion/editorial/20170531326981.html

審議入り初日の本会議で安倍晋三首相は、改正案に強い懸念を示した国連のケナタッチ特別報告者の指摘に対して「著しくバランスを欠く不適切なものだ」と批判を浴びせた。

国連特別報告者は国連人権理事会に任命され、特定の国やテーマ別の人権状況に関する調査や監視を行う専門家だ。いかなる政府や組織からも独立している。

「いかなる政府や組織からも独立している」

うーん、いいことのようにも聞こえるけれど、その人を信用できるかどうかを考えなければなりません。

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裁判官には政府から独立して判断することが(判決を下すことが)求められていいます。場合によっては人間の生死(死刑など)を決めることになるのですから、決定を下す人間が持つべき知識や経験が定められています。決定を下すときには裁判をひらいて双方の意見を聞きます。裁判以外で裁判官に接触して圧力をかけたり贈り物をしたりすることは禁止されています。

国連の特別報告者になるには、どんな知識や経験が求められるのでしょうか。報告書を出すには、どんな手続きが必要なのでしょうか。それを知ろうとしないで「国連の特別報告者」であるからどうこう言うのは、賛成するとしても反対するとしても、それは権威主義に他なりません。

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特別報告者が報告書はどんな効力を持つのでしょうか。国連のどこかの部局に報告するとして、その部局はそのような権力を持つ(何が出来る)のでしょうか。何もできない部局、あるいは法的な拘束力のない勧告をするだけの部局であれば、どんな報告であっても、あぁそうですかと聞き流せば良いので、報告書も特別報告者の質も低いものになっているでしょう。

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国連の最高の意思決定機関である安全保障理事会にすらいい加減な証拠や議論が行われた(湾岸戦争やイラク戦争開始前のドタバタ)をことを考えると、あまり信用できないと思ってしまいます。

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自分には、国連の特別報告者は国連の権威を借りた政治宣伝に見えます。

人間は権威に弱い。権威の指示(支持)があれば、残酷なこともできる。個人にすべての権威を疑ったり無視することは出来ないにしても、新しい権威(のようなもの)が出てきたら、いったい何者?と考えるぐらいのことはしたいものです。

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コメント

もちろん、良く分かってはいないのだが、国連等告別報告者というのは、国連の特定の理事会に任命された 「探偵のようなもの」だと思っています。 委託された仕事は、調査と報告、まあ共謀罪反対派の話だけ聞いて「調査」し、それを理事会に報告するのは勝手にしろという事かもしれないが、特別報告者が勝手に当事国政府に意見する権限などないハズだよね。 報告を受けた理事会が協議の上、必要なら理事会決議と言うものが行われて当事国に勧告されるものだろう。 そうじゃないのに、探偵みたいなものが、国連の代理人であるかのような事を言うのは止めよう。

投稿: 北極熊 | 2017年6月 1日 (木) 15時54分

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