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2017年6月 2日 (金)

民意はある

民意はある

エキサイトニュース:与野党議員が嘆く、「民意の不在」
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20170531/Harbor_business_141494.html

一体何が足りないというのか?

「市民の声ですよ。やっぱりなんだかんだ言って、与野党限らず、国会議員は、デモや抗議活動に気を配るんですよ。なんてったって世論が怖いんだから。そしてデモや抗議活動に行く人は、選挙に行くわけですから。自民党の議員も公明党の議員も、もし今、安保法制の頃のようなデモがあったら、だいぶ動揺すると思いますよ。だって実際、安保法制の頃、自民党の一部議員はだいぶ揺れてたんだから」

果たして本当にそうか? 前出の自民党参議院議員に聞いてみた。

「まあ、デモが大きいから自分の態度を変えるかどうかと言われれば、YESでもありNOでもありますなぁ。子供じゃないんだから。でもね」

ここでコーヒーを一口すすって、こう続ける。

「民意は恐ろしい。恐ろしいんですよ。もし、いま、『国会を軽視するな!』『民主主義を守れ!』と、例えば韓国の朴槿恵大統領糾弾デモのような事が起こったら、僕たちだって、『いろいろ』できますわな」

民意は不在なのではない。デモが必ずしも必要だとは思わない。

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安倍さんを否定する市民の声はない(少ない)かもしれない。しかし、ないなら「無い」のが市民の声なのではないか。

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デモに夢をみる人々、デモで高揚感を感じる人々がいるのは理解できる。一種の人間の本能だから。人間は群れて生きる生き物で、集団になって何かを為すときに高揚感を感じるようにプログラムされている。このプログラムが上手く働くとチームプレーや団結につながる。悪く働くと、戦争、他国への蔑視などなとなる。

人間にはデモや祭りのようなものを歓迎する(興奮する)本能がプログラムされている。

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安倍さんの態度が変わらないのは、議論する姿勢が見えないように見えるのは、民進党や共産党と議論しなくても不利益はないからだ。不利益があれば態度を変える。

不利益とは選挙で負けること(その可能性が高くなること)だ。

デモなんかなくても支持率が下がれば、選挙に負けるとなれば、安倍さんは態度を変えるだろう。

いままでの首相の交代(結局は自民党政権だが)を思い出してほしい、デモなんかなくても支持率の低下で内部から離反され、あるいは自ら政権から降りた。

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「例えば韓国の朴槿恵大統領糾弾デモのような事が起こったら」

デモで政府や政策が影響を受けるのは正しいのだろうか?

私には必ずしも正しいとは思えない。デモでニュースになり世論の関心を得て、議論が行われ、世論が変化し、政党への支持率が変化し、結果として政府や政策が影響を受けるのであれば問題はない。

しかし、デモ隊が怖いからというのであれば暴力革命や軍事政権(軍隊がデモしたらどうなる?)と変わらない。

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デモするのは「意識の高い人々」だ。意識の高い人々が政治に強く影響するのは当然かもしれないが、一部の人間だけが政治に影響するのは民主主義的ではないと思う。

世論調査での支持率が下がらない(自分達への支持がない)からといってデモのようなものに頼るのは、民主主義の否定だ。

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