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2017年9月 8日 (金)

持ち込むだけでは抑止力は高まらない

持ち込むだけでは抑止力は高まらない

ロイター:アングル:高まる非核三原則見直し論、米軍の核持ち込みで抑止維持
https://jp.reuters.com/article/three-principle-idJPKCN1BH18Q

石破茂元防衛相は6日の報道番組で「米国の核で守ってもらうと言いながら、日本国内に置かないというのは、議論として本当に正しいのか」などと発言。被爆国の日本が1960年代末から堅持してきた「持たず、作らず、持ち込ませず」の非核三原則の見直し議論を提起した。

非核三原則を見直すことには賛成ですが、核兵器を持ち込むだけで抑止力が高まるのでしょうか。使われることがないと思われている兵器は、どこにあろうと抑止力にはなりません。

アメリカが核兵器で反撃しないとしたら、それは日本に核兵器が置いてないからではありません。弾道ミサイルもあれば爆撃機もあるのですから、アメリカ本土に、あるいはグアムにあれば攻撃できるのですから、日本に置いてある必要はありません。

北朝鮮が米国本土まで届く弾道ミサイルと核弾頭を手にすれば、日本が北朝鮮から攻撃を受けた場合でも、米国は自国への報復を恐れて反撃をしない可能性が出てくる。「米国の拡大抑止は効かなくなる」と、拓殖大学・海外事情研究所所長の川上高司教授は言う。

アメリカ本土への核攻撃を恐れて、反撃しないのであれば、その兵器が日本にあっても同じ事です。これに対する答えは「日本の意志で使用できる核兵器」です。

その核兵器がアメリカからのレンタルや購入なのか日本の独自開発なのかは分かりませんが、日本の判断と意志で使用できる核兵器でなければ「米国は自国への報復を恐れて反撃をしない可能性」があった時には同じ事です。

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アメリカにとっては、自分の都市が核攻撃されるリスクがあっても、核の傘を提供するか、日本を含めた同盟国が核武装することを認めるか、敵国に同盟国が核兵器で脅されるのを座視するかの3択です。

日本にとっては、アメリカの核の傘を信用するかどうかの判断になります。

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私は、日本は事あるごとにアメリカに感謝の言葉を伝えるべきと思います。「アメリカは本土の大都市、サンフランシスコやワシントンやニューヨークが核攻撃されるリスクを背負ってまで、日本へ核の傘を提供してくれている」と。

その目的は、アメリカ国民に、本土の大都市が核攻撃されるリスクを背負っていることを意識してもらい、その覚悟をする(大国であることのコストを払う覚悟をする)ことを求められていると意識してもらうこと。その覚悟が出来ないのであれば、日本に核武装させるしかないと判ってもらうこと。

その結果、日本の核武装をアメリカが認めるかもしれませんしね。

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