「ファースト」を非難する前に
「ファースト」を非難する前に
西日本新聞:何が「ファースト」でないか
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/editorialist/article/357428
トランプ氏のアメリカ・ファーストは「米国第一主義」と訳される。米国の利益を最優先する考え方で、国内雇用の創出や社会基盤の修復を主張して大統領選を制した。
一方で、移民やイスラム教徒を敵視する排外主義、国際協調に背を向ける孤立主義に陥る危険を併せ持つ。実際にトランプ氏は環太平洋連携協定(TPP)脱退を表明し、地球温暖化防止に関するパリ協定から離脱した。イスラム圏6カ国からの入国を制限する大統領令にも署名した。
小池氏は都議会自民党幹部が牛耳る都政を「ブラックボックス」と批判し、都民への情報公開を公約した。ファーストでないのは「都民不在の都政」ということか。
では小池氏側近の若狭勝衆院議員が立ち上げた政治団体「日本ファーストの会」はどうか。日本がファーストなら、どこがファーストでないのか。早速、排外主義を連想させるとの批判を浴びた。
日本の政治家が日本を第一に考えないでどうする言うのだ。日本を2番目に考え、アメリカ(あるいは中国や韓国)を第一に考えますと言う政治家がいたとして、選挙民に受け入れられるだろうか。
表立って、そんなことを言ったら確実に選挙で排除されるだろう。
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「日本がファーストなら、どこがファーストでないのか。早速、排外主義を連想させるとの批判を浴びた」
日本の政治家や政党にとって、どこがファーストでないのか。それはもちろん日本以外の全てだ。それのどこがいけないのだ。人間、いや全ての生物は自分を第一に行動している。「ファースト」であることを非難するのは人間の生物としての本能を非難するのと同じだ。
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問題は排外主義だけれど、排外主義が問題になるのは、自分が誰かに対してイジワルしたら相手からもイジワルされるように、排外主義的な行動をしたら、自国も相手の国に「排外」される対象になってしまうからだ。
それは自分の為にならない。日本を第一に考えるなら排外主義的な行動には慎重でなければならない。
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人間、自分のことを第一に考えている。それを非難してもバカにされるか嫌われるか、それとも表面的に受け入れられて本音の部分で拒否されるかだ。
人生、タテマエも大事だけれど、本音を見失ってしまっては、生き物として道に迷ってしまうだろう。
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コメント
小池さんは、透明性を高めて何がどこでどう決まっているか分からない自民党のブラックボックスを、改善すると言ったけど、、、。
豊洲の盛り土、そんなものは明らかになっても何の意味も無かった。
豊洲の地下水、70年飲み続けて健康被害が出るだろうが、魚を洗うわけでもない、使わない水だから安全だった。
豊洲を活かす、築地を守る、という何だか分からない方針を決めたのは、小池さんの頭の中のAIとかいうブラックボックスだそうだから、笑うしかないな。
投稿: 北極熊 | 2017年9月12日 (火) 14時50分