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2017年9月 5日 (火)

違いに拘る政治家は不要

違いに拘る政治家は不要

毎日新聞:悩めるポスト安倍 岸田氏、禅譲狙いに限界 石破氏、首相批判空回り
https://mainichi.jp/articles/20170905/ddm/005/010/048000c

石破氏は昨年8月の内閣改造で閣外に出た後、首相との違いを鮮明にしてきた。学校法人「加計学園」の問題など政権の失策が相次ぎ、石破氏への注目度は上昇。地方出張では「自民党はだめだけど、石破さんはしっかり」と激励の声がかかることもある。

半面、党内からは「後ろから鉄砲を撃っている」と石破氏に冷ややかな視線が向けられる。毎日新聞の8月の世論調査では、次期総裁にふさわしい人として石破氏(21%)と首相(20%)が並んだが、自民支持層では首相46%、石破氏15%と差がついた。

新商品を売るとき、芸能人がデビューするとき、それまでの商品や芸能人との違うところを見せようと努力するものだ。今までと同じなら興味を持ってもらえないのだから。

政党や政治家も同じように「違い」を求める場合がある。野党では特に「自民党との違い」を主張することが多い。

この「違い」を主張するものには共通項がある。それは、一位になるのは難しいということだ。現在、受け入れられるいるものではないと主張しているのだから、多数派になる事は難しい。

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商品であれば、一定数が売れれば店を維持できるかもしれないから、違いを主張して生き残るのも方法だろう。野党政治家であれば、ニッチな、特定の問題に関心をもつ人々に訴えることで議席を(少数かもしれないが)確保できるかもしれない。しかし、与党政治家、それも首相を狙う政治家が「違い」を主張するのは、いかがなものだろうか。

いまの首相が気に入らない人々には受け入れられるかもしれないが、そういう人々は少数派だから、いまの首相がいるのだ。つまり「違い」を主張する政治家は、ニッチな地位を確保することは出来ても政権を獲得することは難しい。

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政権を狙うなら「違い」よりも「優れている」ことが必要なのだ。

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石破さんは、最近、安倍さんとの「違い」を主張しているように思える。彼が首相になることは難しいだろう。

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