共通の歴史教科書
共通の歴史教科書
中日新聞 社説:負の歴史に学んでこそ 週のはじめに考える
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2017091702000101.html
名古屋外国語大で六月に開かれた「日中大学生討論会」で、同大の山本裕佳さんは「過去に起きたことを若い世代も十分に勉強して知ることが大切です」と述べ、『日中共同の歴史教科書』を作る取り組みを提案しました。天津外国語大の王儷舒(れいじょ)さんは「若者交流で大切なのは、お互いの良さを発見することです」と強調しました。
討論会では、四十五周年を「日中の新たな夜明けに」との呼びかけもありました。負の歴史に学んだうえで、前に進もうとする日中の若者に心強さを覚えます。
歴史は(歴史観は)国家のアイデンティティそのものだ。それを共通化するということは、統一国家になるということだ。日本と中国が共通の歴史教科書をを使うということは、日本と中国が一つの国家になることで(あるいは、それを目指すということで)、でそんなことが可能だとは思えない。
* * *
一つの歴史しかみとめない(共通化とは共通化された一つにするということ)と言うことは、他の見方を認めないとうことで、多様な価値観を否定するということ。
* * *
日中の歴史教科書が統一(共通化)されるとしたら、日中が一つの国家となり(歴史観の統一)、独裁国家とならなければ(国民に対する統制が強くなる)不可能だろう。
* * *
日中で共通の歴史教科書を目指すのは多様な価値観の否定であり、リベラルな方々が目指すべきものではない。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
中国の側にも負の側面を問う必要があるのではないでしょうか。もっともそれは必ずしも日本にとって都合の良い内容とは限りませんが。例えば内戦に関してはね。
投稿: DUCE | 2017年9月18日 (月) 07時41分