憲法改正に望むこと
憲法改正に望むこと
毎日新聞 社説:自民党が改憲論議を再開 「日程ありき」に逆戻りか
http://mainichi.jp/articles/20170913/ddm/005/070/074000c
それでも自民党が当初の日程にこだわるのは、都議選後の反省や謙虚な姿勢が薄らいでいるからではないか。北朝鮮をめぐる情勢の緊張や民進党の党勢低迷もあり、内閣支持率が持ち直してきたことで、またぞろおごりが頭をもたげてきたようだ。
気になるのは、自衛隊明記の改憲を実現したうえで9条2項を削除する「2段階論」が自民党内にあることだ。船田元・本部長代行が「2段階論を深めるのが首相の考えだ。我々の考えにも近く、その方向で進めたい」と語ったのは看過できない。
「衣の下のよろい」が見える9条論議を拙速に進めるべきではない。謙虚な姿勢を示すのなら、国会の憲法審査会で与野党の合意点を探る本来の憲法論議に戻るのが筋だ。
良いルールとは、判りやすく守りやすいものだ。文章が複雑な解釈が不要で判りやすく、現実的で守りやすいものでなければならない。
憲法九条を素直に読むと自衛隊の存在は合憲だろうか違憲だろうか。自衛隊を廃止したら、日本はどうなるだろうか。日本国民の自由と人権はどうなるだろか。
そう考えると憲法九条は良い条文とは言えない。
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複雑怪奇で解釈に特別な勉強が必要で神官(憲法学者)様に頼らないと理解できないような憲法では、国民と憲法の距離が開いてしまう。
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憲法を改正するなら、判りやすくて守りやすいものにしてほしいものだ。
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